『グッバイ、レーニン!』監督&主演の12年ぶりの最新作、『僕とカミンスキーの旅』が4月29日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次公開となります。

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本作で無名の美術評論家・セバスティアン(僕)役に大抜擢されたのは、12年前ヴォルフガング・ベッカー監督の『グッバイ、レーニン!』で一躍有名になったダニエル・ブリュール。
同じ監督の作品でありながら、前作からは想像もつかない、ダニエル・ブリュール史上最も‘空気の読めない男’であろうセバスティアンというキャラクターを見事に演じきり、作品全体の雰囲気をつくりあげました。

この度、作品の冒頭部分であり「僕」と「カミンスキー」の出会いのシーンを本編より公開されました。

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ダニエル・ブリュールは1978年スペイン生まれ、生後すぐに移住しドイツ国籍を取得。世界的にヒットした03年の『グッバイ、レーニン!』(ヴォルフガング・ベッカー監督)でその演技を評価されドイツ映画賞とヨーロッパ映画賞の主演男優賞に輝きました。

この映画で一躍脚光を浴び、『ボーン・アルティメイタム』(07)、『イングロリアス・バスターズ』(09)、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞ノミネート『ラッシュ/プライドと友情』(13)、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(15)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)など。今やハリウッドでも活躍するドイツを代表する俳優に成長しました。

そんなブリュールが、代表作とも言える『グッバイ、レーニン!』以来12年ぶりに、ヴォルフガング・ベッカー監督とタッグを組んだ本作『僕とカミンスキーの旅』で、再び主演に大抜擢されました。

『グッバイ、レーニン!』では東西ドイツ統一を背景に、昏睡状態から意識を取り戻した母がショックを受けないよう、統合の事実を必死に隠そうとする息子を好演。
その後の出演作でも『コッホ先生と僕らの革命』(12)では「ドイツサッカーの父」と称される実在の教師を、『ラッシュ/プライドと友情』(13)では大事故から奇跡の復活を果たした実在の天才レーサーを演じ高く評価されたブリュール。

これまで、幅広い役柄の中でも観客の共感を呼ぶ、信念を持ち強く生きる役柄が印象的でしたが、本作では、一転、観客が全く好きになれない、実に自己中心的で空気の読めない無知で無名の美術評論家ゼバスティアンを熱演。
監督とともに作り上げた独特のキャラクターが前作『グッバイ、レーニン!』のユーモラスとはまた異なるこの作品ならでは奇妙なテンポを生み出しました。

ゼバスティアンは一攫千金を狙おうと、美術史上の生ける伝説というべき天才画家カミンスキーの伝記本執筆を思いつきます。
並外れた野心と度胸を内に秘めたセバスティアンは人生最大の突撃取材を決行。
遠路遙々カミンスキーが隠居生活を送るスイスの山奥の家へ押しかけ、カミンスキーの娘にも煙たがられるも、何とか自宅に上がり込み、念願のカミンスキーとの面談を果たします。

さらに、持ち前の図々しさで招かれざる客としてディナーまでご馳走になるも、ディナーの席でも自分勝手な言動で粗相を繰り返しながらも気まずい雰囲気を察知しないゼバスティアン。

目が見えないながらもその空気を密かに察知し、内心おもしろがるカミンスキーが本作の妙なテンポを決定づけていきます。

『僕とカミンスキーの旅』本編映像

画像: 奇想天外なロードムービー『僕とカミンスキーの旅』本編映像 youtu.be

奇想天外なロードムービー『僕とカミンスキーの旅』本編映像

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【STORY】
金と名声ほしさに芸術家の伝記を書こうと思い立った無名の美術評論家ゼバスティアンはスイスの山奥で隠遁生活を送る画家カミ ンスキーを訪ねる。彼はマティスの最後の弟子でピカソの友人、ポップアート隆盛の 60 年代 NY で “盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的 な人物だ。ゼバスティアンは新事実を暴く為、年老いたカミンスキーを言葉巧みに自宅から誘い出し若き日に愛した女性のもとへ連れて行こ うとする。しかしトラブル続きの旅はいつしか奇妙な方角にねじれ、思いがけない終着点に向かっていくのだった......。

監督・脚本:ヴォルフガング・ベッカー
原作:「僕とカミンスキー」 ダニエル・ケールマン著(三修社刊)
出演:ダニエル・ブリュール、イェスパー・クリステンセン、ドニ・ラヴァン、ジェラルディン・チャップリン、アミラ・カサール
2015 年/ドイツ、ベルギー/独語、仏語/123 分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/
配給:ロングライド
後援:ドイツ連邦共和国大使館
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4/29(土)より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー

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