アカデミー賞3冠に輝く『ムーンライト』
本作の中でも特に印象的なシーンのひとつに挙げられる
幼年期の主人公・シャロンが、父親がわりのフアンに泳ぎを教えてもらいつつ
人生の教訓めいたものを言い渡される本編映像が初公開!

自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで圧倒的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴ったこの物語に、世界中が瞬く間に虜になった。
北米で大ヒットを記録し、第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞・助演男優賞を受賞し、見事オスカーの栄光に輝いた。世界中から熱狂的な賛辞を贈られている。なぜ『ムーンライト』が世界中を魅了しているのか―。
それは、人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情が描かれているからだ。どうにもならない日常、胸を締め付ける痛み、初恋のような切なさ、いつまでも心に残る後悔・・・思いもよらない再会により、秘めた想いを抱え生きてきたシャロンの暗闇に光がさしたとき、私たちの心は大きく揺さぶられ、深い感動と余韻に包まれる。

画像: © 2016 A24 Distribution, LLC

© 2016 A24 Distribution, LLC 

アカデミー賞で見事、作品賞・脚色賞・助演男優賞の3部門を受賞した『ムーンライト』。自分の居場所を探し求める主人公が少年から大人になるまでを、幼少期、少年期、青年期と3つの時代で綴った物語となっています。

偶然出会った、ヒバート演じるいじめっ子たちに追いかけられ、廃墟に身を核にしていたシャロンを偶然見つけた、マハーシャラ・アリ演じる麻薬ディーラーのフアン。はじめは心を閉ざしていたシャロンだったが、フアンの優しさに触れ、二人は次第に交流を深めていく。この度、フアンがシャロンの父親代わりとなって人生を訓え、タイトルの意味が明かされる感動的な本編映像が到着いたしました。

広い海の中で、シャロンに泳ぎを訓えるフアン。「俺の手に預けろ、力を抜け。ちゃんと支えている。離さないから安心しろ」と父親のような優しさで語りかけながら、シャロンを支えます。そして海からあがったあと、本作の原案となった戯曲のタイトル「In Moonlight Black Boys Look Blue」(月明かりの下で)、黒人の子供は青く見える)に繋がる、幼い頃のエピソードを話しだします。「自分の道は自分で決めろよ。周りに決めさせるな。」と優しくも強いまなざしで伝えるフアン。その意味をよく理解していない様子のシャロンですが、この言葉は確かに彼の中に息づき、その後の人生に大きな影響を与えていきます。

このタイトルについて監督は「戯曲の中で“夜”は、シャロンが最も落ち着ける場所であり、素の自分をだせる時間として描かれていたんだ。通常、青色は“哀しみ”を表すために使われるけど、この作品の中では、メランコリックな気持ちだけでなくて、“美しさ”も同時で描かれていた。だから映画でも、シャロンが最も安らぐとき、自分らしくいられる夜を、月明かりの下で美しく描いたつもりだよ」と、語りました。

画像: 『ムーンライト』本編映像が初公開! youtu.be

『ムーンライト』本編映像が初公開!

youtu.be

【STORY】 

名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々のなか、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になってもそんな日々は続いていたある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れる…しかし、ある裏切りに遭い2人は別々の道へと進む。そして、大人になり再会した2人。静かに語り合うなか、どんなに時が流れても忘れられずにいた想いが募る・・・。

監督・脚本:バリー・ジェンキンス 
エグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピット
キャスト:
トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド 
© 2016 A24 Distribution, LLC 
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ/朝日新聞社 
配給:ファントム・フィルム
【2016/アメリカ/111分/シネマスコープ/5.1ch/R15+】原題:MOONLIGHT

TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開中!!

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