大島 渚(おおしま なぎさ、1932年3月31日 - 2013年1月15日)
世界でも活躍した日本の映画監督。
先日、シネフィルでもご紹介したニューヨークの複合文化センターBAMで開催された"Oshima X Godard"の予告がありました。
センス良く、映像も綺麗なのでまずご紹介します。
二人の作品を対比させ、1960年代と70年代の政治や若者たちを再度考察した、特集上映だったようです。
大島渚氏は、一般的に「日本のゴダール」と呼ばれ、ジャン=リュック・ゴダールを「フランスの大島」と呼ぶことを望んだ。そして、どちらもそれぞれの国のニューウェイブ運動のリーダーであり、 反政府の勢力を尊重した。1960年代と70年代の最も洗練された政治的にも斬新な映画の数々。 BAMcinématekは、爆発的な作品を同列に並べて、真に革命的な映画を二倍に賞賛します。
こう、改めて作品を並べてみますと、やはり著名な監督でありましたが、ほとんど社会に媚びず作家として貫いた作品作りであったことがわかります。
近年は、初期の代表作『青春残酷物語』はもちろんなのですが、『儀式」などの60年代後半から70年あたりの作品も良く海外で取り上げられています。
大島渚 映画監督作品
明日の太陽 (1959年)
愛と希望の街 (1959年)
青春残酷物語 (1960年)
太陽の墓場 (1960年)
日本の夜と霧 (1960年)
飼育 (1961年)
天草四郎時貞 (1962年)
小さな冒険旅行 (1963年)
私のベレット (1964年)
悦楽 (1965年)
ユンボギの日記 (1965年)
白昼の通り魔 (1966年)
忍者武芸帳 (1967年)
日本春歌考 (1967年)
無理心中日本の夏 (1967年)
絞死刑 (1968年)
第22回カンヌ国際映画祭監督週間部門出品
帰って来たヨッパライ (1968年)
新宿泥棒日記 (1969年)
少年 (1969年)
第23回カンヌ国際映画祭監督週間部門出品
東京戦争戦後秘話 (1970年)
儀式 (1971年)
第25回カンヌ国際映画祭監督週間部門出品
夏の妹 (1972年)
ヴェネツィア国際映画祭出品
愛のコリーダ (1976年)
第26回カンヌ国際映画祭監督週間部門出品
シカゴ国際映画祭審査員特別賞受賞
英国映画協会サザーランド杯受賞
愛の亡霊 (1978年)
第32回カンヌ国際映画祭で監督賞
戦場のメリークリスマス (1983年)
第36回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品
坂本龍一が英国アカデミー賞作曲賞を受賞
マックス、モン・アムール (1987年)
第39回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品
御法度 (1999年)
第53回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品
サンクトペテルブルク国際映画祭グランプリ
番外編
カンヌ国際映画祭で英語でインタビューに答える大島渚監督
2013年1月15日に亡くなられた大島渚監督のお葬式にて、坂本龍一の哀悼のコメント