アート、ファッション、カルチャー、そしてなにより人々の人生が交差する街ニューヨークー
Bunkamuraル・シネマでは、"プラダを着た悪魔"ことアナ・ウィンターがNYメトロポリタン美術館を舞台に仕掛けるファッション界最大のイベント"メットガラ"をドラマチックに映し出す世紀のドキュメンタリー『メットガラ ドレスをまとった美術館』を4/15(土)~上映いたします。
Bunkamuraル・シネマでは『メットガラ ドレスをまとった美術館』の公開を記念し、いつの時代も心に残るドラマと、憧れのスタイルが生まれる街ニューヨークを舞台にした作品を集めた特集上映企画<ファッション・イン・ニューヨーク>の開催が決定しました。
ジバンシィを纏うオードリー・ヘプバーンとムーンリバーのメロディが印象的な不朽の名作『ティファニーで朝食を』、画面構成、ファッションの美しさはもちろん、何よりもふたりのまなざしが眩しい愛の名作『キャロル』、ニューヨークで50年以上ストリートスナップを撮り続け、昨年惜しくも亡くなった名物ファッションフォトグラファーに迫る『ビル・カニンガム&ニューヨーク』全3作品を、『メットガラ ドレスをまとった美術館』公開直前となる4月8日(土)~4月14日(金)の一週間限定で上映します。
またBunkamuraル・シネマでは4/29(土・祝)よりニューヨーク、そしてアメリカを見つめ続けてきた92歳の現役最高の写真家ロバート・フランクの人生に迫るドキュメンタリー『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』を公開、Bunkamuraザ・ミュージアムでも同日よりカラー写真のパイオニアにして、ニューヨークを象徴するもうひとりの写真家ソール・ライターの日本初の回顧展『ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展』(4/29-6/25)を開催。
Bunkamuraがアート、ファッション、カルチャー、そしてなにより人々の人生が交差する街ニューヨークの息吹に染まります。
特集上映作品
■ティファニーで朝食を
1961年/アメリカ/115分/カラー/DCP
【監督】ブレイク・エドワーズ 【原作】トルーマン・カポーティ
【出演】オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー
ニューヨークの安アパートに暮らす自由奔放な女性ホリー。彼女の日課は、一流宝石店ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンを食べることだった。ある日彼女のアパートの隣室に、作家志望の青年ポールが越して来る。ポールは不思議な魅力をもつホリーに惹かれていく。彼女もポールに興味をもち、窓から彼の部屋に出入りするほど親密な仲になる。だがポールは、ホリーが様々な男性と関係があることを知ってしまう…。原作はトルーマン・カポーティ。タイトルにもある高級宝石店「ティファニー」の名を世に知らしめ、ヘンリー・マンシーニが作曲しヘプバーン自身が歌った挿入歌「ムーンリバー」も大ヒット。ジバンシィのドレスが印象的な、不朽の名作。
■キャロル
2015年/アメリカ/118分/カラー/DCP <PG12>
【監督】トッド・ヘインズ 【原作】パトリシア・ハイスミス
【出演】ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ
高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見た。鮮やかな金髪。艶めいた赤い唇。真っ白な肌。ゆったりした毛皮のコート。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名はキャロル。このうえなく美しいそのひとにテレーズは憧れた。しかし、美しさに隠された本当の姿を知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わってゆく──。アカデミー衣装デザイン賞に3度輝いたサンディ・パウエル(『シンデレラ』、『アビエイター』)の手がけた衣装は1950年代のNYルックを完璧に捉えて映画を彩る。何よりも”まなざし”を大切にした撮影はエド・ラックマン(『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』)が16ミリフィルムにて敢行。完璧ともいえる画面構成はソール・ライターの写真などを参考にしたという。観る者すべての心を奪う愛の物語。
■ビル・カニンガム&ニューヨーク
2010年/アメリカ/84分/カラー/DCP
【監督】リチャード・プレス
【出演】ビル・カニンガム、アナ・ウィンター、トム・ウルフ他
ニューヨーク・タイムズ紙の人気ファッション・コラムを長年担当するニューヨークの名物フォトグラファー、ビル・カニンガム。ニューヨークの街角で50年以上にもわたりファッショントレンドを撮影してきたニューヨークを代表するファッション・フォトグラファーであり、ストリートファッション・スナップの元祖的存在だ。しかし、彼自身については謎につつまれており、親しい業界人でさえ彼のプライベートを知る者はほとんどいない。そんなビルに8年がかりで撮影交渉し、撮影と編集に2年、通年10年の制作期間を経て完成した本作で、ビルの知られざる私生活や仕事ぶりが初めて明かされた。アナ・ウィンターをして「私たちはいつも、ビルのために着るのよ」と言わしめただけでなく、街を歩くニューヨーカーたちからも深く愛されたビル。惜しくも昨年、87歳でこの世を去った。ビルは『メットガラ ドレスをまとった美術館』にも登場する。
<ファッション・イン・ニューヨーク>企画概要~
『メットガラ ドレスをまとった美術館』公開記念特集上映<ファッション・イン・ニューヨーク>
[上映期間]2017年4月8日(土)~4月14日(金) 計3作品を日替わりで上映
[上映作品] 『ティファニーで朝食を』、『キャロル』、『ビル・カニンガム&ニューヨーク』
料金:¥1,200均一
*『メットガラ ドレスをまとった美術館』特別鑑賞券提示で¥1,000
*大学・専門学生・小中高生は¥1,000
会場:Bunkamura ル・シネマ
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/
協力:東宝東和、ファントム・フィルム、スターサンズ
“プラダを着た悪魔”ことアナ・ウィンターが仕掛ける《ファッション界のアカデミー賞》に初潜入!
『メットガラ ドレスをまとった美術館』
<INTRO>
2015年5月2日、NYメトロポリタン美術館(MET)。アート・ファンとファッショニスタが注目する伝説のイベント《メットガラ》が華やかに幕を開けた。大階段にはレッドカーペットが敷き詰められ、ポップスターのリアーナやレディ・ガガ、アカデミー賞の常連、ジョージ・クルーニーやアン・ハサウェイ、フランスを代表するデザイナーのジャン=ポール・ゴルチエなど、世界中から招待されたセレブがフラッシュの光を浴びてそぞろ歩く舞台に早変わり。豪華セレブリティと一流メゾンの鮮やかなオートクチュールが競い合う一夜の饗宴を主催したのは“プラダを着た悪魔”こと、アナ・ウィンター。一人あたり25,000ドル(約285万円)と高額な席料にもかかわらず600席が瞬時に満席になるのは、彼女の人脈と情熱の賜物だ。(この収益金はメトロポリタン美術館服飾部門の1年間の活動資金に充てられる)世界最高峰の美術館で開催される展覧会の制作過程と、世紀の一夜のために奮闘する8か月に密着した情熱のドキュメンタリー映画が、いよいよ日本上陸!
監督:アンドリュー・ロッシ 出演:アナ・ウィンター、アンドリュー・ボルトン、ウォン・カーウァイ、ジョン・ガリアーノ、ジャン=ポール・ゴルチエ、
カール・ラガーフェルドバズ・ラーマン、リアーナほかセレブリティ多数
原題:The First Monday in May/2016年/アメリカ/91分/DCP/ヴィスタサイズ 提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
©2016 MB Productions, LLC