文化庁が主催する2016年度芸術選奨が発表されました。
映画部門の芸術選奨文部科学大臣賞には『シン・ゴジラ』庵野 秀明監督と『この世界の片隅に』片渕須直監督の両監督が受賞!
そして、国内のみならず世界から大注目を集めた『淵に立つ』の深田晃司監督が栄誉ある「新人賞」に選出されました。

映画部門は、過去にも『Shall We ダンス?』周防正行監督、『リング』中田秀夫監督、『悪人』李相日監督、『サマーウォーズ』細田守監督、『ディア・ドクター』西川美和監督など名監督たちが受賞しておりますが、

深田晃司監督、文部科学大臣新人賞(映画部門)受賞!
喜びのコメント到着!

画像: 中央 深田晃司監督 メイキング写真

中央 深田晃司監督 メイキング写真

「今回の受賞を嬉しく思います。スタッフ、俳優の総合力が認められたのだと思います。
この映画に関わってくれた全ての人に深く感謝いたします。
誰もがそうだと思いますが、賞をもらうために映画を作るわけではありません。しかしスポーツと違い一秒でも早く走れば勝ち負けが決まるという訳にもいかない芸術文化の世界では、往々にしてその評価の物差しは興行的な価値に集約されてしまいがちです。そういった中、こうした賞の存在が、ヘンテコな人間が作品を作り続けるための大きな後押しになるのは間違いありません。
日本の文化行政は残念ながらまだまだ多くの課題を残しています。今回、幸いにも私はこうして新人賞を頂きましたが、例えば助成金制度などを見ても弱い立場にある「新人」を公的に後押しする仕組みは諸外国と比べてもまだまだ不足していると感じます。新しい才能を育むことは文化の多様性への第一歩です。
なんてことを文部科学省の皆さんに直訴するチャンスがこれで少しは増えるのかしら、と期待しつつ、今回の受賞は失敗だったねと10年後に誹られないよう、これからもこつこつと映画を作り続けたいと思います。
重ね重ね、ありがとうございました。」
深田晃司 (映画監督)

芸術選奨とはー

※芸術選奨は、演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の10分野において、その年に優れた業績をあげ、新生面を開いた人物に芸術選奨文部科学大臣賞または新人賞が贈られる。
深田晃司監督は、昨年の第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞し、世界配給30ヶ国以上決定、日本国内では異例のロングラン公開が続く『淵に立つ』の成果が評価された。
他には、文部科学大臣賞に俳優の橋爪功さんら18人、新人賞には漫才師ナイツのコンビ1組など10人が選ばれた。贈呈式は14日に東京都内で行われる。

『淵に立つ』画面写真

30代の若さで世界の映画シーンにその名を刻み続ける深田晃司監督の最新作が、カンヌ国際映画祭に初参加でいきなり公式部門にノミネートされ受賞を果たしカンヌでは「日本で最も創造的な映画監督の1人」「ロベール・ブレッソンや大島渚を彷彿とさせる」など世界が熱狂・絶賛した、未だかつて誰も見たことのない衝撃の家族ドラマ。

画像: ©2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS

©2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS

『淵に立つ』は昨年、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞して以来、ヨーロッパ・アジア・北米で世界30ヶ国以上での公開が決定。
またすでに同作は国内で数々受賞していますがが、さらに、今月3月21日に香港で受賞式が行われるアジア版アカデミー賞「第11回アジア・フィルム・アワード」(AFA)では、作品賞、監督賞、主演男優賞(浅野忠信)の主要3部門にノミネート。
同アワードで、昨年、浅野忠信が最優秀助演男優賞(『岸辺の旅』)を受賞しており、2年連続受賞への期待が寄せられています。

日本では2016年10月8日より公開が始まり、現在もロングラン公開中。
現在は、都内「ユジク阿佐ヶ谷」、富山「ほとり座」、福岡「小倉昭和館」にて3/17まで公開。その他、神奈川「アミューあつぎ 映画.comシネマ」3/11~、 「ブリリア ショートショート シアター」3/18~、「京都シネマ」4/1~、などの公開予定が続く。

尚、本作のブルーレイとDVDが5月3日に発売される。
ブルーレイ豪華版にはキャストと監督によるオーディオコメンタリーとメイキングなどの豪華特典映像を収録。
詳しくは公式サイトにて:http://fuchi-movie.com/

画像: 『淵に立つ』画面写真

芸術選奨文部科学大臣新人賞

芸術選奨文部科学大臣賞受賞

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