村上 龍(むらかみ りゅう、1952年2月19日 - )は、日本の小説家、映画監督。
1976年、麻薬とセックスに溺れる自堕落な若者たちを描いた『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、及び芥川龍之介賞を受賞。
今作のメガホンを取り映画監督としてもデビューを飾る。
監督作品では、特に『トパーズ』が海外でも映画賞などを獲得し、イタリア、韓国などでも上映された。海外タイトルは『Tokyo Decadence』となっている。
1996年の『KYOKO』以降は、自らはメガホンを取らずに、各監督へ任せているが、そうそうたる監督が映画化している。
中でも、2000年の三池崇史監督の『オーディション』は名作として、世界でも評価が高い作品となった。
原作の映画化作品
限りなく透明に近いブルー(1979年、監督・脚本:村上龍)
だいじょうぶマイ・フレンド(1983年、監督・脚本:村上龍)
ラッフルズホテル(1989年、監督:村上龍、原案:奥山和由、脚本:野沢尚)
トパーズ(1992年、監督・脚本:村上龍)
KYOKO(1996年、監督・脚本:村上龍)
ラブ&ポップ(1998年、監督:庵野秀明、脚本:薩川昭夫)
オーディション(2000年、監督:三池崇史、脚本:天願大介)
走れ!イチロー(2001年、原作『走れ! タカハシ』、監督:大森一樹、脚本:丸山昇一・大森一樹)
昭和歌謡大全集(2002年、監督:篠原哲雄、脚本:大森寿美男)
69 sixty nine(2004年、監督:李相日、脚本:宮藤官九郎)
そして2018年にはミア・ワシコウスカとクリストファー・アボット出演によりニコラス・ペシェ監督の心理的スリラーとして村上龍原作の『ピアッシング』が映画化されると海外メディアで発表されている。