ハリウッド映画に進出する中国人俳優が近年増加しているが、これまで端役でハリウッド映画に出演する傾向が強かった中国人女優に変化が見られるようになっている。
チャン・ツィイー(章子怡)やコン・リー(鞏俐)がハリウッド進出を果たした中国人のパイオニア的存在としては広く知られているが、最近はこれまで端役しか与えられてこなかった中国人女優がハリウッド映画の重要なポジションとして出演する傾向が増えている。
中国で抜群の知名度を誇るリー・ビンビン(李冰冰)は、『バイオハザードV リトリビューション』に重要な役どころで出演を果たしただけでなく、今後は2018年に公開予定のジェイソン・ステイサム主演映画『Meg(原題)』でメーンキャストの1人として登場。
また、ファン・ビンビン(范冰冰)は『X-MEN:フューチャー&パスト』や、ピアース・ブロスナン主演映画『The Moon and the Sun』で物語の重要なキャラクターである人魚役を演じている。
そして、注目を浴びているのが、ジン・ティエン(景甜)。チャン・イーモウ監督の「グレートウォール」3月に全米公開となるレジェンダリー・ピクチャーズの注目作「キングコング: 髑髏島の巨神」現在は「パシフィック・リム 2」と出演作が目白押しになっている。
中国映画市場の堅調な市場拡大に伴い、米中合作映画の本数なども増加傾向で、今後益々中国人女優のハリウッド進出は増えるかもしれない。