web retrospective 18
三島由紀夫(1925年(大正14年)1月14日 - 1970年(昭和45年)11月25日)
日本の小説家・劇作家・随筆家・評論家・俳優・政治活動家・皇国主義者。
みなさんご存知の通り、川端康成などと並ぶ昭和の代表的な小説家。
三島と映画の関わりをまとめてみました。
ベストセラー作家でもあった、彼の作品の多くが映画化されていますが、特に著作『潮騒』は三度。『金閣寺』と『黒蜥蜴』(ご存知の通り、江戸川乱歩の原作を三島が戯曲化した)は二度。また『肉体の学校』は日本と海外で二度映画化されています。
そして、2017年には、三島由紀夫の書いたSF小説『美しい星』が吉田大八監督の手により映画化されることで話題になってます。
三島由紀夫原作および出演 映画作品
『純白の夜』大庭秀雄監督(松竹大船、1951年8月)
- 三島が端役でダンスパーティーのシーンに出演。
『夏子の冒険』中村登監督(松竹大船、1953年1月)
『にっぽん製』島耕二監督(大映東京、1953年12月)
『潮騒』谷口千吉監督(東宝、1954年10月)
『永すぎた春』田中重雄監督(大映東京、1957年5月)
『美徳のよろめき』中平康監督(日活、1957年10月)
『炎上』市川崑監督(大映京都、1958年8月)
『不道徳教育講座』西河克己監督(日活、1959年1月)
- 三島が冒頭と最後のナビゲーター役で特別出演。
『燈台』鈴木英夫監督(東宝、1959年2月)
『からっ風野郎』増村保造監督(大映東京、1960年3月)
三島由紀夫主演作
海外の『からっ風野郎』のパッケージ
『お嬢さん』弓削太郎監督(大映東京、1961年2月)
『黒蜥蜴』井上梅次監督(大映東京、1962年3月)
三島は、江戸川乱歩の今作の戯曲原作で、脚本は新藤兼人、音楽は黛敏郎
『剣』三隅研次監督(大映京都、1964年3月)
『潮騒』森永健次郎監督(日活、1964年4月)
『獣の戯れ』富本壮吉監督(大映東京、1964年5月)
『肉体の学校』木下亮監督(東宝、1965年2月)
『憂国』三島由紀夫監督(東宝/ATG、1966年4月)●
『複雑な彼』島耕二監督(大映東京、1966年6月)
『愛の渇き』蔵原惟繕監督(日活、1967年2月)
『黒蜥蜴』深作欣二監督(松竹大船、1968年8月)
- 三島が日本人青年の生人形役で特別出演。
『人斬り』五社英雄監督(勝プロ、1969年8月)●原作は司馬遼太郎 三島由紀夫は侍として出演
『潮騒』森谷司郎監督(東宝、1971年9月)
『音楽』増村保造監督(行動社/ATG、1972年11月)
『潮騒』西河克己監督(東宝/ホリ企画制作、1975年4月)
『金閣寺』高林陽一監督(映像京都/ATG、1976年7月)
『午後の曳航』ルイス・ジョン・カルリーノ監督
(日本ヘラルド映画、1976年8月)
『幸福号出帆』 斎藤耕一監督(東映セントラルフィルム、1980年11月)
『愛の処刑』野上正義監督(ENKプロモーション、1983年11月)
『潮騒』小谷承靖監督(東宝/ホリ企画制作、1985年10月)
『鹿鳴館』市川崑監督(東宝、1986年9月)
『肉体の学校』ブノワ・ジャコ監督(Pyramide、1998年11月)
『春の雪』行定勲監督(東宝、2005年10月)
『美しい星』吉田大八監督(ギャガ・リクリ) 2017年
英国BBCが製作した三島由紀夫のドキュメンタリー
美輪明宏や篠山紀信などが、三島由紀夫の実像について語っています。