セルジオ・レオーネ(Sergio Leone、1929年1月3日 - 1989年4月30日)
1960年代に『荒野の用心棒』を始めとするイタリア製の西部劇”マカロニ・ウェスタン”ブームを世界で巻き起こしたイタリアの映画監督。
1929年ローマに生まれる。父は映画監督、母は女優という環境に生まれ幼い頃から、映画に触れあう。長い下積みを重ね、職業監督として、2本の歴史映画を監督後、1964年に黒澤明監督の「用心棒」をベースにした『荒野の用心棒』を発表し、世界的に大ヒットとなる。
マカロニ・ウエスタンの代表的な作品となるクリント・イーストウッド主演の三部作の後、ハリウッド資本で制作された1968年の『ウエスタン』そして、1984年に10年以上の沈黙を破って発表されたロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ主演のギャング映画 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は2本とも公開時以上に、歴史的に重要な作品として、死後ますます評価が上がっている。
また、小学校の同級生であったエンニオ・モリコーネに音楽を依頼し『荒野の用心棒』からレオーネの遺作となった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』まで続いた。モリコーネにとっても、マカロニ・ウエスタンの作品が世界で羽ばたくきっかけとなった。
1964年 『荒野の用心棒』
1965年 『夕陽のガンマン』
1966年 『続・夕陽のガンマン』
1968年 『ウエスタン』
1971年 『夕陽のギャングたち』
1984年 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
セルジオ・レオーネの作品
おまけ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』を熱く語るクエンティン・タランティーノ監督(もともと、セルジオ・レオーネ監督の大ファンで有名)