海外で、『沈黙-サイレンス-』に出演する日本人俳優の評価が高い。
浅野忠信、窪塚洋介、塚本晋也、笈田ヨシの名前がすでに多くの媒体に露出する中で、特にイッセー尾形への評価は目をみはるものがある。
賞レースではまだ、LA批評家協会賞《助演男優賞》次点しか、評価が出てきていないが、12月23日よりまだ全米数館の限定公開である中で、すでに多くの媒体でイッセー尾形が取り上げられ、注目されてきている。
アカデミー賞の可能性を多くのメディアが伝えており、中には最終候補の予想にすでにあげているところや、本命5人に対して、対抗としてあげているところなど、さまざまだがその注目度は、ウナギのぼりだ。
シネフィルでは、実際に、世界が注目し出したイッセー尾形の取り上げられている媒体を紹介し、彼への期待が高まる様子をご紹介します。
まずは、scottfeinberg.comは、彼の今までの略歴を細かく紹介しつつ、オスカーへの期待を記事にしていた。
また、elcinedeloqueyotediga.netでは、今までのキャリアの中でもアレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』でのイッセー尾形の役写真なども掲載して紹介している。
天皇裕仁をイッセー尾形が演じたアレクサンドル・ソクーロフの『太陽』予告
他にも、有名な映画サイトindiewire.comでは、メインの候補5人に対して、有力な対抗としてマイケル・シャノンなどと並びイッセー尾形の名前を挙げている。
Frontrunners:
Mahershala Ali (“Moonlight”)
Jeff Bridges (“Hell or High Water”)
Hugh Grant (“Florence Foster Jenkins”)
Lucas Hedges (“Manchester by the Sea”)
Dev Patel (“Lion”)Contenders:
Stephen Henderson (“Fences”)
Issei Ogata (“Silence”)
Alan Rickman (“Eye in the Sky”)
Michael Shannon (“Nocturnal Animals”)
Mykelti Williamson (“Fences”)
このように、今までアメリカでは存在をほとんど知られていなかったイッセー尾形が一躍、時の人となっているのだ。
その他の媒体でも数多く取り上げられており、もしかすると本当に、オスカー最終候補ではイッセー尾形の名前が浮上するかもしれない勢い。
運命の日は、1月13日。
最終ノミネート発表は迫っている。
それにしても、賞がなんであれ、これだけの評価に早くその演技が見てみたくなりますね。
(その他、イッセー尾形が取り上げられているメディアは参考までに下記に挙げておリます)
絶賛のイッセー尾形演じる残忍な奉行 井上筑後守『沈黙-サイレンス-』
【STORY】
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教(信仰を捨てる事)したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)
原題:Silence
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
撮影:ロドリゴ・プリエト
美術:ダンテ・フェレッティ
編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー
窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA
(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年1月21日(土) 全国ロードショー
下記にもイッセー尾形を注目しているサイトも掲載しておきます。
シネフィル記事より