『オールド・ボーイ』パク・チャヌク監督最新作『お嬢さん』
オスカー候補を超えた!?
賞レースで連日のように受賞、ノミネートが続くー全米映画賞を席巻中!

全米でも異例の大ヒット!賞レースも席巻中

映画『お嬢さん』は、アメリカ、フランス、韓国ですでに500万人を動員する、成人映画としては世界的に異例の大ヒットとなっており、外国語映画として全米で映画賞を次々と受賞している。

「渇き」(09)から「イノセント・ガーデン」(13)でハリウッドの監督の仲間入りを果たして以来、8年ぶりに本場韓国で作った作品が、世界各国で非常に高い評価を得ている。
アカデミー外国語映画賞の韓国代表になっていれば、アカデミー受賞はほぼ確実であっただろうと論議を呼んでおり、韓国映画としてここまで全米の評価を受けるのは異例なことである。

画像1: ⓒ 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED

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作品は「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」が原作となる本作は、1939年、日本統治下の朝鮮半島を舞台に、スラム街で詐欺グループに育てられた孤児の少女・スッキ(キム・テリ)、莫大な財産の相続権を持つ美しい令嬢・秀子(キム・ミニ)、“伯爵”と呼ばれ、秀子の財産を狙う詐欺師(ハ・ジョンウ)ら、それぞれの思惑が入り乱れ、騙しあいと復讐が繰り広げられていく。複数の登場人物の視点で描かれるサスペンスと、過激なエロスが、息を飲むような美しい映像で綴られている。

パク・チャヌクの集大成ともいえる本作は、韓国本土では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新し、アメリカでも異例のヒットとなるほど、話題になっている。

「当時、韓国のインテリたちは日本の帝国主義的支配が永久に続くと思っていました。日本文化を信奉し、溺愛し浸っていたのです。」とチャヌク監督が語る通り、本作は、日本語のセリフも多様され、日本パートも一部、三重県で撮影が敢行された。
春画なども多用され、当時支配階級だった彼らの淫靡な趣味も垣間見ることができる。

なお、本作の予告編制作にあたり、官能的なシーン、ベッドシーンのいくつかは映倫と韓国本国によりカットされている。

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【2016年全世界での映画祭・受賞一覧】

◆カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品⇒芸術貢献(=バルカン)賞受賞
※韓国人として初
◆第49回スペインシッチェス国際映画祭観客賞受賞
◆トロント国際映画祭 部門正式出品

※その他、ロンドン国際映画祭ガーラ(GALA)プログラム部門、フィラデルフィア国際映画祭、シカゴ国際映画祭ワールドシネマ部門、BFIロンドン映画祭、メルボルン国際映画祭ヘッドライナー部門、バンクーバー国際映画祭特別紹介部門・・・・など、海外有数の映画祭に進出・受賞して映画の品位を高めている。

韓国映画評論家協会10選 選出
韓国青龍映画賞 女優主演賞受賞/新人賞受賞 
韓国映画評論家協会賞 撮影賞受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 本年度 トップ5 外国語映画 選出
ロサンゼルス映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞/美術賞受賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞 脚色賞ノミネート/美術賞受賞/外国語映画賞受賞
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
ボストン映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
シカゴ映画批評家協会賞 脚色賞 外国語映画賞 美術賞 受賞
ワシントンDC映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
放送映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
ダラス-フォートワース映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
サンディエゴ映画批評家協会賞 外国語映画賞 ノミネート
セントルイス映画批評家協会賞 外国語映画賞 美術賞 ノミネート
ヒューストン映画批評家協会賞 作品賞 外国語映画賞 ノミネート
サテライト賞 外国語映画賞 ノミネート
フェニックス映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
オースティン映画批評家協会賞 作品賞 監督賞 助演女優賞 脚色賞 撮影賞 外国語映画賞 ノミネート

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【海外メディア】

外国語映画として異例!!各紙の2016年ベスト10以内にほぼランクイン!

NYタイムズ紙(批評家3人がベスト10を選出):第8位(マノーラ・ダルジス)
ザ・ガーディアン紙:US公開作品トップ50内の第9位
ハリウッド・レポーター誌:批評家が選ぶベスト10で第8位
ザ・プレイリスト:第9位
ヴォーグ誌:ベスト10にランクイン
VULTURE:第8位
クリーン・クラッシュ
第8位SF GATE:第4位

◆ IndieWireより

アカデミー賞主要部門に選ばれるべき作品!!
これまでアカデミー賞を受賞した韓国映画はないが(外国語映画賞の最終候補に残ったこともなし)、今年それを変えるチャンスが訪れた。
『お嬢さん』がそれを変えられたかもしれなかった。でも2016年は何が起こるか分からない(=トランプ当選)年。
だからKOFICが『The Age of Shadows』を韓国代表作に選んだのも驚きではない。
でも外国語映画賞に選ばれなかったからと言って、主要部門で選んではいけないという理由はない。『お嬢さん』は、最優秀作品賞、監督賞、脚色賞、主演女優賞(2人)のノミネートに十分匹敵する。音楽、美術、編集、撮影の部門では尚更だろう。アカデミーが決して見落としてはいけない作品。
http://www.indiewire.com/2016/11/the-handmaiden-park-chan-wook-oscar-korea-consider-this-1201749845/

画像: 過激でリアルな官能シーンでR-18指定決定 『お嬢さん』予告 youtu.be

過激でリアルな官能シーンでR-18指定決定 『お嬢さん』予告

youtu.be

■物語
1939 年、日本統治下の朝鮮半島。スラム街で詐欺グループに育てられ た孤児の少女・スッキ(キム・テリ)は、 “伯爵”と呼ばれている詐欺師(ハ・ ジョンウ)にスカウトされ、莫大な財産の相続権を持つ美しい令嬢・秀子(キ ム・ミニ)のメイドとして働くことに。秀子は世間とは隔絶した辺ぴな土地に建 つ屋敷で、日本文化を崇拝する支配的な叔父(チョ・ジヌン)とひっそりと 暮らしていた。実は“伯爵”はスッキの力を借りて秀子を誘惑し、結婚した 後、彼女を精神病院に入れて財産を奪うという計画を企てていたのだ。計画は順調に進むが、献身的なスッキに秀子が次第に心を開いていくのだ が...。令嬢、侍女、詐欺師、富豪。欲望の館で誰が誰を騙し、愛されたのか―。その結末をスクリーンで刮目せよ。

監督:パク・チャヌク (カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞『オールド・ボーイ』)
キャスト:キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
配給:ファントム・フィルム
(2016年/韓国/145分/シネマスコープ/5.1ch/R-18)
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