アジアの映画を専門とする映画批評家Panos Kotzathanasis氏による日本映画の"2016年ベスト10 "が海外の映画サイト「Taste of Cinema」で発表されました。
以下がベスト10です。
注目なのが、4位に日活ロマンポルノの復活作より園子温監督の『アンチポルノ』が、そして5位には、日本やアジアの映画を海外に紹介することでも有名な「Third Window Films」と組んで制作された内田英治監督の『下衆の愛』が選ばれています。
(『アンチポルノ』は筆者は観たのでしょうが、日本公開は2017年1月28日。)
彼の中で、日本の映画の多様性(ゴジラ、アニメ、アニメ原作、インディペンデント)に着目する形で、2016年の日本のベスト10映画を選んだといいます。
色々なベスト10がありますが、海外の批評家が1年間の日本映画のベスト10を寄稿するのは珍しいのではないでしょうか?現在、アジアの監督が、世界に多く進出している中で、逆にそのように、日本映画が世界で毎年注目されるような状況になって欲しいですね〜。
1. 『君の名は。』新海誠監督
Your Name (Makoto Shinkai)
2. 『ヒメアノ~ル』吉田恵輔監督
Hime Anole (Keisuke Yoshida)
3. 『シン・ゴジラ』脚本・総監督/庵野秀明 監督・特技監督樋口真嗣
Godzilla Resurgence (Hideaki Anno, Shinji Higuchi)
4. 『アンチポルノ』園子温監督
Anti-Porn (Sion Sono)
5.『下衆の愛』内田英治監督
Lowlife Love (Eiji Uchida)
6. 『海よりもまだ深く』是枝裕和監督
After the Storm (Hirokazu Koreeda)
7. 『永い言い訳』西川美和監督
The Long Excuse (Miwa Nishikawa)
8. 『クリーピー 偽りの隣人』黒沢清監督
Creepy (Kiyoshi Kurosawa)
9.『 オーバー・フェンス』山下敦弘監督
Over the Fence (Nobuhiro Yamashita)
10. 『ちはやふる -上の句・下の句-』小泉徳宏監督
Chihayafuru (Norihiko Koizumi)