2014年カンヌ国際映画シネフォンダションで日本人初の2位に入賞し、2015年サンダンス映画祭の国際フィクション短編映画:審査員賞を受賞し、すでに世界で35の受賞を重ねた平柳敦子監督の『Oh Lucy!』の待望の長編映画化決定のニュースが「Screen daily」など多くの海外メディアで報道されている。
アカデミー賞のアダム・マッケイ監督と俳優ウィル・フェレルがエグゼグティヴ・プロデューサーで参加!!
『キャタピラー』でべルリン国際映画祭最優秀女優賞も受賞した寺島しのぶが主演となり、『パール・ハーバー』、『ブラックホーク・ダウン』、『ブラック・ダリア』のジョシュ・ハートネットと南果歩が共演。その他のキャストとしては役所広司も出演することもわかった。
それに加え、これらの海外メディアによると、エグゼグティヴ・プロデューサーには「私たちは『Oh Lucy!』と恋に落ちました。」と語るアダム・マッケイ監督(アカデミー賞脚色賞『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)とコメディアン・俳優として知られているウィル・フェレルも参加。
他プロデューサーとしては黒沢清監督『トウキョウソナタ』などの国際的に活躍する木藤幸江なども加わり新人監督の長編デビューとは思えない豪華な面々が名を連ねている。
製作はMatchgirl Pictures、Gloria Sanchez Productions、Meridian Content と日本のNHKとの共同で作られることも発表された。
【あらすじ】
東京で働く55歳の独身OL節子は、地味で個性のない日常を ただ生きていた。ひょんなきっかけで入会した一風変わった英会話教室で 「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」 になりきるように言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、そのアメリカ人講師に恋をする。
そんな幸せもつかの間。アメリカ人講師は、節子の姪と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得ができない節子は、二人を追いかけてアメリカへ旅立つ。そこで見つけたものとは--
平柳敦子監督
長野県生まれ、千葉県育ち。 高校2年生でアメリカに留学し、サンフランシスコ州立大学にてTheater Arts(演劇)を専攻卒業。ニューヨーク大学大学院映画制作学科シンガポール校卒業。 同大学院専門分野において1名に支給される3年間の Cathay Scholarship初の奨学金受給者である。在学中制作された短編映画はクレルモンフェラン国際短編映画祭を始めとした数多くの国際映画際に入選。2年生制作の『もう一回』は 、ショートショート・フィルムフェスティバル&アジアにて、グランプリ、ジャパン部門最優秀賞、ジャパン部門オーディエンスアワードを受賞。
卒業制作となった『Oh Lucy!』(22分短編映画)が2014年カンヌ国際映画シネフォンダション(学生部門)で日本人初2位に入賞。また、校内で行われた、First Run映画祭ではWasserman賞一位を獲得する。 『Oh Lucy!』はNHKがサンダンス脚本ラボに推奨する3作品の中の1つに選出され審査員賞を受賞。
プライベートでは、現在サンフランシスコ在住。二児の母。極真空手黒帯初段の保持者である。