生誕110年、没後40年メモリアルの掉尾を飾り、
ヴィスコンティ渾身の後期最高傑作が、39年ぶりにスクリーンに甦る!

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ミニシアター黎明期の日本に、伝説的なヴィスコンティ・ブームを巻き起こした本作は、
18世紀イギリスで流行した<家族の肖像>と呼ばれる家族の団欒画のコレクションに囲まれて、ローマの豪邸に一人暮らす老教授の生活が、ある家族の闖入によって掻き乱されていく様を描いた物語。

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バート・ランカスターや、ヘルムート・バーガー、シルヴァーナ・マンガーノ、ドミニク・サンダ、
クラウディア・カルディナーレなどの豪華俳優陣が競演した至極の名作です。

1972年、前作『ルートヴィヒ』の完成間際に病いに倒れ、敬愛するドイツの文豪トーマス・マンが息を引き取ったというスイスの病院の同じ病室に身を置いていたルキーノ・ヴィスコンティ監督、その時65歳。
ライフワークとしていた、「魔の山」(トーマス・マン)、「失われた時を求めて」(マルセル・プルースト)などの諸作品の映画化を健康上の理由から断念せざるを得なくなった彼が、共同脚本のエンリコ・メディオーリに口にした「単純で簡潔な、一室内で終始する物語。登場人物は二人」というアイデアから生まれたのが本作です。

美術のマリオ・ガルブリア指揮の下、制作されたスタジオのセット内で、すべて撮影、車椅子を操りながら気迫と執念で撮り上げました。
スタジオのセット内で全編を撮りあげたのは、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した、1957年のマルチェロ・マストロヤンニ主演作『白夜』以来のことでした。

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このたび完成した予告篇では、
イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド フェンディが2013年9月にミラノ・モンテナポレオーネ通りに新旗艦店をオープンした際の、映画界との長年の協力関係に敬意を表した特別プロジェクトの一環として制作されたデジタル完全修復版の映像が初公開。

バート・ランカスター演じる老教授がコレクションする絵画の細部や芸術品であふれる室内の隅々まで美しく甦っているだけでなく、シルヴァーナ・マンガーノやヘルムート・バーガーの美しく、生き生きとした表情もみることができます。
また、数々のヴィスコンティ作品を音楽面で支え続けたフランコ・マンニーノによる、「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」(ヴォルフガング・M・モーツァルト)などの名曲の数々が、
映画の世界をより一層華やかに彩っています。

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画像: 『家族の肖像』日本予告 youtu.be

『家族の肖像』日本予告

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監督・脚本:ルキーノ・ヴィスコンティ
原案・脚本:エンリコ・メディオーリ
脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影:パスクァリーノ・デ・サンティス
音楽:フランコ・マンニーノ
出演:バート・ランカスター、シルヴァーナ・マンガーノ、ヘルムート・バーガー、クラウディア・マルサーニ、ステファーノ・パトリッツィ、クラウディア・カルディナーレ、ドミニク・サンダほか
原題:Gruppo di famiglia in un interno/Conversation Piece
1974年/イタリア=フランス/オリジナル英語版/121分/テクニカラー/モノラル/シネマスコープ 日本語字幕:関口暁子 字幕監修:柳澤一博
配給・宣伝:ザジフィルムズ 後援:駐日イタリア大使館/イタリア文化会館 協力:フェンディ ジャパン
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2017年2月11日(土)より、岩波ホール他全国順次ロードショー

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