11 月 13 日(日) に全世界へ向けた特大規模のエクスクルーシブ・イベントの全模様の動画です。
まずは、押井守監督『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)に続き本作でも音楽を担当する川井憲次による迫力ある和太鼓なども用いたライブアクトに始まった。
舞台では、クリス・ペプラーのナビゲートのもとに、まずはルパート・サンダース監督が登場。
「まず何よりこの作品が生まれた日本に来たかった。日本のクリエイターたちが始めたもので、私たちが次のチャプターを開く役目だから、彼らに誇りをもって自分たちの作品を紹介したいと思ったんだ。リメイクではなく、リイマジニングであり、川井憲次さんも来てくれているけど、(この作品を生み出した)最初のクリエイターたちと一緒に(このローンチイベントが)出来て私はとても嬉しいよ。」と挨拶。
キャスティングについては「本当に国際色豊かなキャストのみんなと仕事ができたね。スカーレットは女優として20年の経験があるし、サイバーパンクの世界観にもぴったりな容姿を持ち合わせている。キャリアを見ても、彼女の姿勢とタフさは素晴らしいし、人間の思考を持つアンドロイドという、機械を通す細かいニュアンスもしっかり表現できる類まれな役者だ。自身が誰なのか、善なのか悪なのか、葛藤をきっちり体現してくれたよ。彼女が参加してくれることは非常に光栄で嬉しかったね。ビートたけしという俳優も、もともと知っていたんだ。『HANABI』『ソナチネ』『アウトレイジ』ももちろんね。私のフィルムメイカーとしての成長にそれらの作品は欠かせないし、この作品へのアプローチとして荒巻役には彼以外考えられなかった。世界中おいかけて、やっと捕まえることができたんだ(笑)。素晴らしい演技をしてくれて、この作品が日本から発信したということにおいても強みになってくれたね。二人をはじめスタッフみんなは、地球の反対の小さな島で絆を固くして戦った戦友さ。素晴らしい撮影が出来たよ。」と称賛しきり。
そして荒巻役となるビートたけしが登場。
たけしも、今回の撮影を振り返り「自分も日本で監督をやるけれど、演出、カメラワーク、編集はすべてひとりでやっています。この作品はすべて担当を分けてやっていて、ひとつの撮影にカメラが4~5台あるし、廊下を歩くだけで38カットもあった。何故なのか監督に聞いたら、こういう画がない!という事態が無いようにしていると。スカーレット・ヨハンソンは、子供のころからずっと旬だし、テイクを重ねるたびに新鮮でプロの凄さをみましたし、自分がいかにいつもいい加減か、ハリウッドの主役とはこういうことかと感じました。」と今回の撮影、ハリウッドの撮影の凄さを改めてコメント。
最後に登場するのが、主演のスカーレット・ヨハンソン。この登場シーンも近未来な演出で、見事です。
スカーレット・ヨハンソンは「本当に多くのことを学ぶことができたの。人間とかけ離れたものを演じて、人間らしさのニュアンスを出してはいけない難しい体験だったから。内面に複雑なものを抱えているのに外面ではそれを出せないんだから。今までにない特別な体験よね。こういったジャンルの役を、深く突き詰めていけたんじゃないかしら。誇りに思っている作品よ。」と早くも作品に対して自信のコメント。
全編英語の映像ですが、会場での雰囲気は掴めます。
下の映像は、展示作品の映像を中心に、構成されています。
日本から、発信された『Ghost In The Shell 攻殻機動隊』のイベント全模様です!
ご覧ください。