アン・リー(李安)監督待望の最新作『ビリー・リンの永遠の一日』の台北プレミアが2016年11月2日、アン・リー監督の故郷でもある台北市で行われ、アン・リー監督とともに主演を務めた俳優ジョー・アルウィンやアン・リー監督の息子で俳優のメイソン・リー(李淳)らが出席して会場を盛り上げた。
『ビリー・リンの永遠の一日』は、イラク戦争に参加して英雄として世間から持ち上げられるようになった青年ビリー・リンの葛藤を描いた作品で、11月11日より全米公開となる。日本公開は2月11日。
会見では無名俳優だったジョー・アルウィンを映画に大抜てきした感想を、彼は素晴らしい俳優であり、自身の人選が正しかったと絶賛して台湾メディアに伝えたアン・リー監督。
もしいつか自伝的な映画を撮る時は「ジョー・アルウィンを主役にしたい」と語るほどジョー・アルウィンの演技に惚れ込んだようだ。
ラスト12分の、饗宴(ハーフタイムショー)の中で狂気=戦争の記憶が蘇るというシーンでは世界初の映像技術(120フレーム/秒)を駆使して撮影されたことでも話題を集めている。
ジョー・アルウィンのほか、クリステン・スチュワート(『トワイライト』シリーズ)、クリス・タッカー(『ラッシュアワー』シリーズ)、ギャレット・ヘドランド(『トロン:レガシー』)らが出演している。
台湾の台北プレミアを伝えるニュース報道