未だに止むこと無く世界の美術界を疾走する草間を、1年半もの間追い続けた渾身のドキュメンタリー。「生」と「死」と「愛」の
せめぎ合いの中から湧きあがる草間芸術の真髄を、カメラは時には饒舌に記録し続ける。それだけに観る者を、有無をいわさず一瞬にして未知なる世界に引きずり込み、魂を激しく揺さぶる。

映画は、F100号のモノクロ作品シリーズ50作が完成するその貴重な瞬間に密着する。真っ白なキャンパスから作品完成までを、定点カメラで捉えた映像は観る者を圧倒し続ける。まさしく世界中の草間ファンが注目し待ち望んだ、草間芸術の生まれでる瞬間に、私たちは立ち合い、そして目撃する。

今まで観ることの叶わなかった、草間の創作活動と日常。自らを天才と自負する揺るぎ無き自信、作品に挑む時の凛とした精神の高み、日常の佇まいに見え隠れする人間味あふれる表情と仕草など、映像の一つひとつが解き明かす草間ワールドは、永遠に見え続けていても決して飽きることがない。

「このたびは文化勲章をいただくことになり、大変嬉しく思っております。
今後もなお一層、自分の芸術を高めるために努力を惜しむことなく
闘ってまいります。」――草間彌生

画像: http://www.uplink.co.jp/movie/2016/46512

http://www.uplink.co.jp/movie/2016/46512

前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作。1957年単身渡米、前衛芸術家としての地位を築く。1973年活動拠点を東京に移す。1993年ヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として日本館初の個展。2001年朝日賞。2009年文化功労者、「わが永遠の魂」シリーズ制作開始。2011年テート・モダン、ポンピドゥ・センターなど欧米4都市巡回展開始。2012年国内10都市巡回展開始、ルイ・ヴィトンとのコラボレーション・アイテム発売。2013年中南米、アジア巡回展開始。2014年世界で最も人気のあるアーティスト(『アート・ニュースペーパー』紙)。2015年北欧各国での巡回展開始。2016年世界で最も影響力がある100人(『タイム』誌)。

【作品情報】
『≒草間彌生 わたし大好き』
監督:松本貴子 
製作・配給・宣伝:B.B.B.inc. 
協力:草間彌生スタジオ
2008年/日本/DV/102分/カラー 
©2008 B.B.B.Inc.  ©YAYOI KUSAMA

11月5日(土)~11月11日(金)アップリンク渋谷にて緊急上映

2017年2月22日よりは、今までの草間彌生の展覧会では国内最大級の展覧会がスタートする。

世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生。
1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、
さらには小説や詩に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して
時代の最先端を走り続け、今もなおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。
近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、
今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。
今回の展覧会では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ
「わが永遠の魂」を中心に据え、一挙約130点を日本初公開。
さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌を総合的に紹介します。

画像: 草間彌生 わが永遠の魂 youtu.be

草間彌生 わが永遠の魂

youtu.be

国立新美術館開館10周年
草間彌生 わが永遠の魂
会期
2017年2月22日(水)- 5月22日(月)
休館日
毎週火曜日  ※5月2日(火)は開館
開館時間
10:00 - 18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場
国立新美術館 企画展示室1E【東京・六本木】
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

主催
国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日
協賛
岡村印刷工業
協力
草間彌生スタジオ

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