比類なき感性で「サムライ」のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を 称える SAMURAI 賞。
開設3年目となる今年は、『沈黙 -サイレンス-(2017)』、『ディパーテッド(2006)』、カンヌ国際 映画祭パルム・ドール受賞作品『タクシードライバー(1976)』のマーティン・スコセッシ監督と『岸辺の旅(2015 年)』『トウキョウソナタ(2008 年)』『CURE(1997 年)』黒沢清監督との両氏に贈らせて頂くことが決定致しました。

画像: マーティン・スコセッシ監督

マーティン・スコセッシ監督

画像: 黒沢清監督

黒沢清監督

SAMURAI 賞 は、新しい時代への道を斬り開く画期的なフィルムを制作し続けてきた映画制作者の功績を表彰します。

(第 1 回目 の受賞者:北野武監督、ティム・バートン監督 第2回目の受賞者:山田洋次監督、ジョン・ウー監督)

SAMURAI 賞授賞式は、11 月 3 日(木)に行われます。受賞を記念し、黒沢清監督の SAMURAI 賞特別講演も同日に開催され、黒沢清監督の優れた経歴を振り返るとともに、映画制作における今まで黒沢監督が直面してきた課題 などをお話し頂きます。
(マーティン・スコセッシ監督は来日できませんが、授賞式当日はご本人のメッセージをご紹介する予定です。)

マーティン・スコセッシ プロフィール

1970 年代初めからアメリカ映画界の新進として注目された。生まれ育ったニューヨークを舞台に、暴力や裏社会を描く映画が多いが、信仰、誘惑、罪や 贖罪など、道徳や宗教的なテーマを通じて、社会の暗部や人間精神の奥底をあぶり出していくのが特徴。1976 年に『タクシードライバー』でカンヌ映画祭 パルム・ドール、2006 年に『ディパーテッド』でアカデミー賞を初受賞。1970 年代から 90 年代初めにかけてはロバート・デ・ニーロ、21 世紀に入ってからは レオナルド・ディカプリオと組んだ作品が多い。1990 年には映画の補修・保存のための非営利組織「映画財団」を設立。黒澤明監督の『夢』(1990)にゴッ ホ役で出演した。最近はテレビドラマも手掛ける。27 年前から映画化を考えていたという遠藤周作原作の映画『沈黙-サイレンス-』が今年 12 月末にア
メリカで公開(日本は 2017 年公開)。

黒沢清 プロフィール

1955 年兵庫県生まれ。大学時代から 8 ミリを撮り始め『スウィートホーム』(88)で初めて一般商業映画を手掛ける。その後『CURE キュ ア』(97)『ニンゲン合格』(98)『カリスマ』(99)『回路』(00)と話題作を発表。2008 年の『トウキョウソナタ』では第 61 回カンヌ映画祭「ある 視点」部門審査員賞などを受賞。その後も『岸辺の旅』(14)で第 68 回カンヌ映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞している。

【第3回”SAMURAI(サムライ)”賞授賞記念 黒沢清監督 スペシャルトークイベント】
日時:11月3日(木・祝) 10時30分開場 11時開演(12時30分終了予定)
場所:アカデミーヒルズ49 タワーホール

【第3回”SAMURAI(サムライ)”賞受賞式】
日時:11月3日(木・祝) 
14時開演の第29回東京国際映画祭クロージングセレモニー内で実施
場所:EXシアター六本木

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