中国で9月30日から公開が始まる2011年に発生したメコン川中国船襲撃事件を描いた映画『[シ眉]公河行動』(Operation Mekong)について、メガホンを取った香港のダンテ・ラム(林超賢)監督が、中国の正義を示すために映画を製作したと話している。
2011年に3カ国が接する黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)で中国船が拿捕され、乗組員13人が惨殺されてしまう悲惨な事件が起きた。
無実の罪で亡くなった13人の同胞の正義を示すために本事件の映像化を決めたというダンテ・ラム監督が、「この事件に中国人は今も憤慨している」と話している通り、映画上映前の本作に寄せられる中国の人々の反響は高い。
麻薬密売のうわさがある村を訪れ、取材を重ねるなど、ロケは中国の雲南省や、タイ、ラオス、カンボジアなど全6カ国で行われ、リアルさを追求しながら撮影された。
人気俳優のエディ・ポン(彭于晏)やチャン・ハンユー(張涵予)らが出演していることでも注目の本作が映画市場の好調振りが続いている中国で次なるヒット作となるのか?