パリの高校が集まってフランス高校映画祭が行われて今年で9回目になります。
このフランスの映画祭と日本の映画コンクール「高校生のためのeiga worldcup」(主催NPO法人映画甲子園(所沢市))との交流が今回実現し、昨年のeiga worldcup2015年の最優秀作品賞「君が笑ってくれるなら」(埼玉県立芸術総合高等学校)が10月8日にポンピドーセンターで招待上映されることになりました。
フランスを代表する近現代美術の殿堂ポンピドーセンターで日本の高校生の映画作品が上映されるのは、おそらく史上初ではないかと現地関係者も言っています。
またNPO法人映画甲子園では「eiga worldcup2016」の一環として11月19日(土曜)に渋谷・青山学院大学で世界の高校生が作った映画を一堂に集めて上映する「world highschool film festival」を行いますが、その中でフランス高校映画祭の優秀作品も2作上映する予定です。
世界中の高校生の映画作品を大画面で見る機会はそう無いのではないでしょうか。
一般公開ですので多くの方々に見に来ていただきたいと思います。
フランス高校映画祭(Festival CineLycee)について
2008年から始まった、このフランス高校映画祭(Festival CineLycee)は、パリにあるラスパイル高校が中心になって主催する高校生の自主制作映画の大会で、あのシネマテーク・フランセーズ等とも協力関係にあります。
会場には、映画学科のある高校が制作した作品の上映会が行われ、映画・映像業界で活躍する卒業生、指導教官等からなる審査委員会による審査員賞や、観客投票による観客賞などが決められます。毎年、おおいに盛り上がり、パリで映画を学ぶ高校生にとっては、重要なイベントとして位置付けられています。
「高校生のためのeiga worldcup2016」について
NPO法人映画甲子園は、高校生の自主制作映画の全国コンクールを開催してきました。「高校生のためのeiga worldcup 」という大会名になってからは3年目になります。
今年は、6月1日から公募を開始、9月25日に締め切り、集まってきた応募作品を映画界、放送界で活躍する制作者の方々が審査し、11月20日に青山学院青学講堂にて結果発表及び表彰式とティーチイン、懇親会。23日には優秀作品の上映会を行う予定です。これに先立って、11月19日には、プレイベントとして「ワールドハイスクールフィルムサミット」と題して、世界の高校生が制作した優秀映画作品を招待上映し、講演なども行います。
映画作品「君が笑ってくれるなら」について
昨年度に行われたNPO法人映画甲子園主催「高校生のためのeiga worldcup2015」において自由部門最優秀作品賞を受賞した映画作品。埼玉県立芸術総合高等学校・映像芸術科の神山大世君の監督作品。