第21回 中国芸能界も変わらない!中国人との人脈構築の重要性②

台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年(うち半分の10年は中国暮らし)
自称!日中友好大使の小松拓也です。

画像: 小松拓也

小松拓也

前回の記事に引き続き「中国芸能界も変わらない!中国人との人脈構築の重要性②」を紹介していきます。
中国で日本人タレント(日系企業なども含む)が発展を目指す上で中国人有力者たちとの人脈構築は100%欠かせません!
これだけは間違いなく避けられません。
ですから、中国芸能界へ進出を考える日本人は中国に行くのなら芸能という本分の努力の並行のもと、全力でこの分野の開拓に力を注ぐことを強くお勧めします。
人脈開拓のヒントに繋がる具体的な参考例は、次回の記事テーマの方が説明しやすいので、後日お伝えするとして、今回は引き続き本テーマの続きを記載していきます。

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人脈構築を中国人と形成しておく上で知っておいた方が良い大前提の知識として、「中国人の爆買いはなぜ?その理由と攻略に迫る!①」でも説明した通り、その根底の部分には歴史や文化が大きく起因し、それに伴い中国人の国民性や気質に繋がっているというポイントです。
上記テーマで説明している通り、歴史や文化などの影響で中国人は極端な言い方をすれば親族を含めた身内しか信じないという傾向を持つ方が決して少なくありません。
ただ反面、一度強い信頼関係を築ければ自分を犠牲にしても全力で応援してくれる!こういった中国人が多いのもまた事実です。

その身内贔屓ぶりは時として日本人を超越するほどの応援であることもあるでしょう。
中国人のこういった気質を理解した上で、どれだけ彼らとの距離を縮め、彼らにとっての身内になっていけるか?それによって、あなたの中国での仕事も生活もそのリズムは大きく変わることでしょう。
日本人同士でも当然そうですが、本当に友人や仲間と呼べる存在というのは自分が相手のことを一定以上理解している反面、相手にも自分を理解してもらっていることが多いと思います。その基礎の上に、苦楽などが重なり、やがては強い信頼関係へと繋がる。
これは中国人も同じです。

だから、中国に根ざす活動を目指すのならば絶対にこういったことを疎かにしないことを個人的には提唱したいです。
たまたま気運に乗り、一時ビジネスが上手くいってしまうという現象が起こらないとも限らないですが、上記をないがしろにしている場合は恐らく長期的な発展には繋がりにくいと思います。
それにビジネスにおいて中国人は、個の繋がりというものを確実に日本人以上に大事にします。

日本人が会社などの組織やその連帯性を大事にし、特に仕事においては会社の規模や組織におけるその個人の肩書きやポストを重視するのに対し、中国人は取り引き相手の「個人の顔」を非常によく見ています。
もちろん中国人にとっても取り引きする相手の会社の規模や、商談相手のポストや肩書きは重要なポイントの一つですが、中国人はそれだけを判断基準に仕事を進めるのでなく、日本人以上に自身と相対しているその「相手そのもの」を強く意識します。

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中国人キーマンの目にかない、本来であれば釣り合いが取れないような大企業との取り引きや信頼性を勝ち取った日本人がいるという話は中国において結構耳にすることです。
日本でだったら遠慮や気遣いも含めて怯んでしまうような偉い立場の方とはなかなかお近付きになれない傾向が強いのが現実だと思いますが、中国においては以上の文化や価値観の相違点からも、身分不相応の友人が出来てしまうことも多々あるんです。
僕自身がそうだったし、僕の周りの中国在住日本人の友人たちの中にもこういうパイプを築いた日本人は多くいます。
この点は絶対に利用した方が良いでしょう。
無論、信頼を勝ち取るのは簡単なことではないので最後はあなたの努力次第でしょうが。
では、次回の記事では「日本語しか話せない、もしくは中国語がまだ覚束ない程度の日本人が可能なアプローチ先」をお伝えしますね。

小松拓也
1977年生まれ。
高校を卒業するとともに金城武のような多言語を操る国際的な俳優を目指し、台湾へ語学留学。
2003年に台湾でリリースした北京語CDアルバム「一萬個為什摩」は二万枚のセールスを記録。2007年に中国の国民的テレビオーディション番組「加油!好男児」に参加をし、約八万人の応募者の中からトップ20位に残った唯一の外国人ということで大きな注目を浴び、番組終了後は数多くの中国のテレビやイベント、雑誌などに出演するほか、数社の企業広告のイメージキャラクターを務め、日本の音楽を紹介する「音楽物語in Japan」のMCを務めるなど幅広く活動。
また、国家プロジェクトである上海万博の開幕式への参加や、世界中の華僑を台湾に集めて台北小巨蛋をステージに行われた四海大同では、2万人を前にイベントのテーマソングを歌うなど、その功績を中国からも認められている数少ない日本人の1人。

小松拓也オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/takuyashanghai/

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