ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、日本でも大ヒットを記録した『月曜日に乾杯!』などで知られる世界的名匠オタール・イオセリアーニ監督の最新作“Chant d‘Hive r / Winter Song”の邦題が
『皆さま、ごきげんよう』に決定し、12月17日(土)より、岩波ホールほか全国公開となることが決定しました。合わせて、本作のポスタービジュアルと予告編が解禁となりました。

画像1: ©Pastorale Productions- Studio 99

©Pastorale Productions- Studio 99


フランス革命の時代、どこかの戦場、現代のパリ――時代が違っても、変わることなく繰り返される人間の営み。

争いや略奪、犯罪は決してなくなることはない。それでも、溢れるほどの愛や友情、希望がある。寒い冬の後には、必ず花咲く春がやって来る。明けない夜はない。そう、明日は今日よりも良いことが待っている。混沌とする社会の不条理を、反骨精神たっぷりのセンスの良いユーモアで、ノンシャランと笑い飛ばす。

カンヌ、ヴェネチア、ベルリンなどで数々の賞を受賞し、世界各国でゆるぎない評価を得ているオタール・イオセリアーニ監督が、81歳にして軽やかに謳いあげた夢が詰まった人間賛歌。『皆さま、ごきげんよう』は、極上のワインのような豊饒な輝きを放つ傑作となりました。

この度解禁となったポスタービジュアルは、アパートの管理人にして武器商人の男と、骸骨集めが大好きな人類学者が楽し気にお酒を飲み交わしている写真が大きく配置されています。そのまわりに、映画の登場人物(動物も!)が可愛らしく散りばめられている遊び心を感じさせるポスターに仕上がりました。

さらに、監督自らが描いたストーリーボードのイラストがアクセントになっているのも見逃せないポイント。「幸せは少しずつ」、そして「寒い冬の後に、花咲く春がやって来るように、明日は今日よりも良いことが待っている。」というコピーから、希望を感じる温かみ溢れるメッセージが伝わってきます。

画像2: ©Pastorale Productions- Studio 99

©Pastorale Productions- Studio 99

予告編は、ユニークでちょっぴり奇妙な面々が集うキャラクターが次々と登場します。中世から現代と時代を経ても繰り返される人間の営みを軽やかなタッチで描き、主人公2人の悪友っぷりにはクスッとおかしみを感じさせます。

さらに、これまでの作品では俳優の藤村俊二さん、「ちびまる子ちゃん」でお馴染みのキートン山田さん、「奥さまは魔女」シリーズの中村正さんらがナレーションを担当してきました。本作では、「タモリ倶楽部」「出没!アド街ック天国」のナレーションを長年手掛けられている武田広さんが担当。
軽妙でノンシャランとした武田さんの語り口が、見事に作品にマッチしています。

画像: 『皆さま、ごきげんよう』予告 オタール・イオセリアーニ監督 youtu.be

『皆さま、ごきげんよう』予告 オタール・イオセリアーニ監督

youtu.be

【STORY】
現代のパリ。
アパートの管理人にして武器商人の男。骸骨集めが大好きな人類学者。ふたりは切っても切れない縁で結ばれた悪友同士。そんな彼らを取り巻くちょっとユニークな住人たち――覗きが趣味の警察署
長、ローラースケート強盗団、黙々と家を建てる男、没落貴族、気ままに暮らすホームレス、そして、お構いなしに街を闊歩する野良犬たち。
そんな中、大掛かりな取り締まりがはじまり、ホームレスたちが追いやられてしまうことに。緊急事態発生! 街の住人たちは立ち上がるが・・・。

監督・脚本・編集・出演:オタール・イオセリアーニ
出演:リュファス『アメリ』、アミラン・アミラナシュヴィリ『月曜日に乾杯!』、ピエール・エテックス『ぼくの伯父さん』、
マチュー・アマルリック『グランド・ブダペスト・ホテル』、トニー・ガトリフ『愛より強い旅』
2015年/フランス=ジョージア/カラー/121分/1:1.66
配給:ビターズ・エンド
©Pastorale Productions- Studio 99

12月17日(土)より、岩波ホールほか全国順次ロードショー

This article is a sponsored article by
''.