百年後のあなたへ——
これは、女性の参政権を求めて立ち上がった“名もなき花”の、真実に基づく物語。

“すべての娘たちはこの歴史を知るべきであり、
すべての息子たちはこの歴史を心に刻むべきである。”
メリル・ストリープ

思想も教養も富もない、私はひとりの母親。我が子のその手に、希望をつなぎたかった。

この度『Suffragette (原題)』の邦題が、『未来を花束にして』に決定し、2017年1月下旬TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショーとなりました。

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1912年、イギリス・ロンドン。
24歳のモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、洗濯工場で働く同僚の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。
ある日“サフラジェット(女性参政権運動の活動家)”である友人の代わりに、公聴会で証言をすることになる。緊張しながらも質問に答えるモードが、“今とは異なる生き方があるのでは?”という疑問を生まれて初めて持った瞬間だった。

それを機に彼女は、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダーである、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の演説を聞き、デモにも参加するようになる。しかし、このような活動を不満に思う男性が多いのも事実だった。夫から家を追い出され、息子に会うことまで禁止されたモードは、さらに工場長からクビを宣告されてしまい……。

 女性参政権が成立していない時代——権利もなく、主張する機会もない。女性にとって困難の多い時代に、階級を超えて連帯した女性たちの願いはやがて大きなムーブメントとなり社会を変えていった——。
実話に基づいた本作は、迷い傷つきながら、自分の信じた道を進もうとした女性たちの勇気に心揺さぶられる感動のヒューマン・ドラマ。

『17歳の肖像』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ実力派若手女優として一気にブレイクしたキャリー・マリガンが、自身の出産後、初の母親役に挑み、子供と引き離されながらもその未来のために立ち上がるしなやかで愛情深い女性を演じた。
3度のオスカーに輝くメリル・ストリープはマーガレット・サッチャー役に続いて再び実在する強い指導者に扮し、鮮やかな存在感を放つ。モードの夫に『007 スペクター』(15)の“Q”役ベン・ウィショー。同志のイーディスを演じたヘレナ・ボナム=カーターは、参政権運動を弾圧したその当時の首相の曾孫にあたる個性派。

監督のサラ・ガヴロンは語る。
「(原題の)“Suffragette=サフラジェット”という語彙は、女性の参政権を求める活動家の蔑称としてイギリスのマスコミが作り出したもの。やがてその呼び名が女性運動を指す言葉として定着した。こんな驚異的でパワフルな物語を、今までどうして誰も映画化しなかったのか、不思議だった」。脚本は『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(11)のアビ・モーガンが担当。
強力な女性チームが、これからの百年も語り継ぐべき物語を完成させた。

監督:サラ・ガヴロン 
脚本:アビ・モーガン『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
出演:キャリー・マリガン『華麗なるギャツビー』、ヘレナ・ボナム=カーター『アリス・イン・ワンダーランド』
ベン・ウィショー『007 スペクター』、メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
2015年/イギリス/英語/1時間46分/シネマスコープ/カラー/日本語字幕:寺尾次郎
提供:KADOKAWA、ロングライド 
配給:ロングライド 
© Pathe Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2015. All rights reserved.

2017年1月下旬、 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

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