海外メディアの報道では、渡辺謙とジュリアン・ムーアの共演による人質救出劇が映画化されることになったという。
作品は2002年にアメリカの権威ある文学賞、ペン/フォークナー賞を受賞したアル・パチェットの小説『Bel Canto(ベル・カント)』を原作にしたもの。
1996年に実際に起きた在ペルー日本大使公邸占拠事件に発想を得て書かれた、アル・パチェットの小説。
ストーリーはアメリカの有名なソプラノ歌手(ジュリアン・ムーア)が、日本の実業克巳細川(渡辺謙)の誕生日パーティーのため呼ばれプライベートコンサートを開催されようとする中で、南米の軍事独裁政権に反発するテロリストが会場となった副大統領邸を襲います。
彼らは投獄された仲間の釈放を求め、数ヶ月にわたって立てこもる中で、次第に心を通わせるようになっていく人質とテロリストの関係が描かれるという。
その他共演者では俳優デミアン・ビチルが発表されている。
2006年のアニメ『鉄コン筋クリート』で松本大洋の原作をベースに脚本を手がけたアンソニー・ワイントラーブと共同脚本で今作を手掛けた『アバウト・ア・ボーイ』のクリス・ワイツがメガホンを取る。