谷健二監督最新作『U-31』公開直前インタビューです。
サッカーを主題にしながらも、人生について問いかける---そんな青春映画。
今作への思いを語ってもらっています。
彼はなぜ、戦い続けるのか?
スポーツ選手がそのスポーツに携われる期間は、驚くほど短い。
ある者は才能の限界を感じ、ある者は怪我をし、そしてある者は年齢を重ね、
人生のすべてを賭けてやり続けてきたそのスポーツの舞台から去って行く。
彼らは満足して選手生命を終えるのか?それとも、不満と後悔の念を残して終えるのか?
この物語は、全盛期を過ぎ、人生の岐路に立たされたあるスポーツ選手を主人公に、
戦い続けることの本当の意味を問う、今までになかった青春映画である。
-Story-
河野敦彦、31歳。職業・プロサッカー選手。強豪チームにクビを言い渡され、古巣の弱小チーム・ジェム千葉に戻ってきた彼は、そこで再起を賭けることにした。移籍の条件は、背番号『10』を付けること。しかし、待っていたのは、「元・日本代表」というかつての栄光をネタにしようとする経営側の考えと、全盛期を過ぎたにも関わらず背番号『10』をもらった彼に対する、若手選手たちの冷やかな視線だった。それでも、河野は黙々と練習を続ける。やがてそんな彼の姿に、ひとり、またひとりと影響を受けるようになっていく…….。これは「戦う」ことを選択したひとりの男の、静かな、しかし内なる熱い思いを描いた魂の物語である――。
監督谷健二
原作綱本将也
原作(漫画)吉原基貴
脚本佐東みどり
製作大澤渡
キャスト
馬場良馬、中村優一
谷村美月、勝村政信
大杉漣
製作年 2016年
配給 トキメディアワークス
上映時間 86分