隔年に開催されるドキュメンタリー映画の祭典、山形国際ドキュメンタリー映画祭。
その翌年に東京で行う恒例のイベント「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」を今年も開催します。
評判となった5時間半の『祖国—イラク零年』や小川紳介賞を受賞した『たむろする男たち』など山形で上映した作品に独自のプログラムを加え、約60本を上映予定!
●開催場所:新宿 K’s cinema(新宿区新宿3-35-13-3F TEL 03-3352-2471)、
城西国際大学(紀尾井町キャンパス)
●開催期間:新宿 K’s cinema ・・・2016年9月17日(土)〜10/7(金)
城西国際大学(紀尾井町キャンパス)・・・2016年9月22日(木・祝)〜23(金)
主催:シネマトリックス
・ 共催:山形国際ドキュメンタリー映画祭/K’s cinema
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(主な上映作品と分野)
■ インターナショナル・コンペティション
世界各地から届けられた、山形国際ドキュメンタリー映画祭史上最多の1200本近くの応募作品から選ばれた選りすぐりの逸品の数々。世界の今を描く作品から、ヤマガタお馴染みの監督、新人までドキュメンタリー映画の多様さを実感するプログラム。併せて過去の上映作から関連作品も上映。
『祖国 ― イラク零年』イラク・フランス(優秀賞・市民賞ダブル受賞)
『女たち、彼女たち』アルゼンチン(特別賞)
『河北台北』台湾
『青年★趙』中国・フランス・アメリカ ほか
■アジア千波万波
ヤマガタの名物として毎回、注目を集める“アジア千波万波”
ドキュメンタリー映画作家、小川紳介が提唱した、アジアの若い作家たちを発掘、応援するプログラム。
『たむろする男たち』フランス・レバノン(アジア千波万波 小川紳介賞)
『蛇の皮』シンガポール・ポルトガル(アジア千波万波 奨励賞)
『ラダック それぞれの物語』インド・日本(アジア千波万波 奨励賞)
『私はまだデリーを見ていない』バングラデシュ・インド(アジア千波万波 特別賞)
『私の非常な家』韓国(日本映画監督協会賞)ほか
■ アラブをみる
YIDFF2013で好評を博した“それぞれの「アラブの春」”に続き、激動するアラブ世界に暮らす人々や、映画作家が何をまなざしているのかを映画の中に問う。
『レバノン1049』、『気乗りのしない革命家』
『シリアの窓から』『離散の旅』ほか
■ ラテンアメリカの光と影
YIDFF2015で話題となったラテンアメリカ特集。これまでのYIDFF作品を含めて選りすぐりの作品を上映。ラテンアメリカ映画の質の高さを堪能!!
『死を刻んだ男——20年後』
『山の木霊』ほか
■ Double Shadows/二重の影——映画が映画を映すとき
映画と映画の重なり合う影——映画誕生から約120年を経た今日において、映画史あるいは映画そのものを主題とし、被写体とした作品を上映する。YIDFF2015で大きな反響があったプログラム。
『フランスは我等が祖国』、『映像の発見——松本俊夫の時代』ほか
■ 日本プログラム
YIDFF2015「日本プログラム」よりアートと音楽にまつわる刺激的な2作を上映。
『PYRAMID—破壊の記憶の走馬灯』
『Voyage』
■ 特別上映作品
『ストーム・チルドレン第一章』
『ダグルアンの子どもたちの隠された歴史と寡黙な願望』
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー−−山形in東京2016 ポスター
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー−−山形in東京2016 予告
その他、下記イベントも開催される。
■ 城西国際大学 スペシャル・プログラム(入場無料)
・ ディスカッション・イベント:アジア映画における美的かつ社会的批評
映画批評家のクリス・フジワラ氏は、アジアの現代映画についての上映&連続レクチャーを行っている。ドキュメンタリー・ドリーム・ショーではひとつの実践として、参加者が共にひとつの作品を鑑賞し、その映画について語り合う機会を試みる。
ディスカッションは、フジワラ氏とアジアからのゲストと共に英語で行う。英語が必ずしも堪能でない方も言語サポートをお互いに行いつつ、一緒に語りましょう!