『初恋の来た道』などの作品で、中華圏を代表する映画監督として知られる巨匠チャン・イーモウ（張芸謀）監督の長女、チャン・モー（張末）が監督デビューとなる映画『28歳未成年』を発表しようとしている。
83年生まれのチャン・モー監督は、ニューヨーク大学の映画学科出身で、中国帰国後はチャン・イーモウ監督の現場で数年間スタッフとして経験を積んだのち、今年3月にクランクアップした映画『28歳未成年』で国内外から注目を集める中、監督デビューを果たした。
デビュー作でありながら台湾の人気俳優ウォレス・フォ（霍建華）やダレン・ワン（王大陸）をはじめ、中国の女優ニー・ニー（倪［女尼］）やマー・スー（馬蘇）といった人気スターたちを起用したことでも注目を集めている本作は、恋人との長い同棲生活で倦怠期に陥っている28歳の女性が不思議なチョコレートを食べたことで17歳時の若い感性を取り戻し、そこで変わっていく恋人との関係性を描いた作品となっている。
