『「ひなぎく」とヤン・シュヴァンクマイエル監督作品』上映
60年代を代表する女の子映画『ひなぎく』とヤン・シュヴァンクマイエル監督作品の特集上映が、9月17日から東京・ユジク阿佐ヶ谷で開催される。
「チェコ・ヌーヴェルヴァーグ」を代表する作品の1つとされるヴェラ・ヒティロヴァ監督による1966年の作品『ひなぎく』と、同じくチェコを代表する映像作家であるヤン・シュヴァンクマイエル監督の短編を中心に作品を併映。
さらにシュヴァンクマイエルの長編作品『アリス』『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』『オテサーネク』を上映するプログラムも予定。
2016年9月17日(土)~9月30日(金)
会場:東京都 ユジク阿佐ヶ谷
『ひなぎく』(監督:ヴェラ・ヒティロヴァ)
ヴェラ・ヒティロヴァ監督による1966年製作のチェコの映画。
60年代を代表する女の子映画の決定版、「ひなぎく」の50周年記念特別上映!
今作は、世界が自由を求め激動する時代、1966年にチェコ・スロヴァキアで制作されました。その生命力や精神は50年後も輝きを増し、世代を超えて引き継がれています。
マリエ1とマリエ2のふたりの姉妹の生きている世界への反乱を描く。
マリエ1とマリエ2は、姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。
部屋の中で、牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体をちょん切り始め、画面全体がコマ切れになる。色ズレや、カラーリング、実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開など、あらゆる映画的な手法が使われ、衣装や小道具などの美術や音楽のセンスも抜群。
60年代チェコ・ヌーヴェルバーグの傑作。
巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル監督の短編映画を中心に長編代表作『アリス』など3本も---
『部屋』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『地下室の怪』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『陥し穴と振り子』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『男のゲーム』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『闇・光・闇』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『対話の可能性』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
ヤン・シュヴァンクマイエルの長編作品
『アリス』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
『オテサーネク』(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
料金:
前売 1回券1,000円 3回券3,000円
当日 一般1,300円 学生・シニア・会員1,100円