国際交流基金アジアセンター presents
「 CROSSCUT ASIA #03 カラフル!インドネシア」

国、監督、俳優、テーマなど様々な切り口のもとでアジア映画を特集していく「国際交流基金ア ジアセンター presents CROSSCUT ASIA」部門。
タイ、フィリピン特集に続く第 3 弾は、究極の多様性を内包する国ともいわれる「インドネシア」を特集することが決定しました。

画像: コモドドラゴン(CROSSCUT ASIA #03 マスコットキャラクター)

コモドドラゴン(CROSSCUT ASIA #03 マスコットキャラクター)

国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭(以下、TIFF)の連携事業の一つとして、国、監督、俳優、テーマなど様々な切り口のもとで、アジアの現在(いま)を鋭く切り取った珠玉の映画を特集する「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」部門。
2014年の「魅惑のタイ」、2015年の「熱風!フィリピン」特集に続き、第3弾となる今年は「カラフル!インドネシア」と題し、究極の多様性を内包する国ともいわれるインドネシアの映画を特集します。

画像: http://jfac.jp/culture/news/crosscut-asia-160727/

http://jfac.jp/culture/news/crosscut-asia-160727/


本特集では、宗教、民族、ジェンダーなど、現代社会が抱える様々なテーマや、様々な愛のかたちを豊かな表現で描く若手作家たちの作品を紹介します。映画祭会期中には、監督や俳優ら多数のゲストを招へいし、映画上映に合わせてQ&Aセッションやシンポジウムなど、交流できるチャンスもあります。ラインナップや上映スケジュール詳細は、TIFF公式サイトや当サイトなどで順次案内していきますので、ぜひご注目ください。

オムニバス映画製作シリーズの第一弾『アジア三面鏡2016』

国際映画製作者連盟公認の映画祭として、日本を含む、アジアを中心とした若手クリエイターの発掘と支援を推進する「東京国際映画祭」。アジアに生きる隣人としての共感、共生の意識を育むことをミッションに、日本と東南アジア地域を中心に様々な文化 交流事業や支援活動を行う「国際交流基金アジアセンター」。このふたつの機関が2014年、アジアに焦点をあてた映画交流の取り組みを、東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年に向けて開始しました。

日本でのアジア映画の上映やアジア 地域での日本映画の上映など、東京国際映画祭を通じて、アジアにおける相互理解をさらに深め、アジアの才能を海外へ発信し、 映画祭を各国の映画関係者の交流のプラットフォームとして、互いの意見を交換し、アジアにおける未来志向のネットワークを 作っていきます。3年目となる今年は、オムニバス映画製作シリーズの第一弾『アジア三面鏡2016』のワールドプレミア上映、 CROSSCUT ASIA部門でのインドネシア特集をはじめとする様々な取り組みで、アジアにおける映画交流を益々深めていきます。

日本を含むアジアの監督 3 名が、ひとつのテーマをもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。

本企画 は、アジアに生きる人々を、3 名のアジアの気鋭監督がそれぞれの視点から描くことで、その向こうに浮かび上がるそれぞれの国 の社会や文化を三面鏡のように映し出し、アジアに生きる隣人としてお互いがお互いを知り、理解し、共感し、アジア人としてのアイデンティティや生き方を模索する契機となることを目指します。

3 名の監督は、他のアジアの国と何らかの形でつながりを持 つ人々を登場させること、そして撮影はアジアの国のどこかで行うこと、ということ以外は、自由にそれぞれのスタイルで、テーマに沿った作品を仕上げ、完成作を東京国際映画祭にてワールドプレミア上映、その後世界の国際映画祭で上映していきます。

行定勲監督(日本)、ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)、ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)の3監督が描いたアジア

アジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾 『アジア三面鏡2016』は行定勲監督(日本)、ブリランテ・メンドーサ監督(フィ リピン)、ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)による作品で「アジアで共に生きる」を共通のテーマに、日本とカンボジア、 フィリピン、マレーシアを舞台に両国間を行きかう人々の生きる姿を映し出します。

ブリランテ・メンドーサ監督は、帯広でも撮影!

ブリランテ・メンドーサ監督によるエピソー ドは、日本を不法滞在で追われ、故郷フィリピンに数十年ぶりに帰ることとなる男の心の葛藤を描いた物語。苦境に見舞われながらも逞しく誇り高く生きる自国の人々を巧みに描き、カンヌ、ベルリン、ベネチアといった主要国際映画祭で数々の受賞作品を監督しているブリランテ・メンドーサが、北海道の帯広、そしてマニラを舞台にナショナリティーを失ったことに伴う人生に対する 喪失感を描きだします。主演は、フィリピンで最も尊敬される俳優の一人で『ボーン・レガシー』(12年)などハリウッド映画でも 活躍するフィリピンの名優、ルー・ヴェローソ。

行定勲監督作、マレーシアを舞台に主演津川雅彦、息子役は永瀬正敏

国内でヒット作を生み出すだけでなく、国外にも活動の場を広げている行定勲監督の作品は、かつては日本軍が駐留し、現在多くの日本人高齢者が余生を過ごすため移住するマレーシアが舞台。日本から移住し、 鳩舎のある屋敷で家族と離れて暮らす老人と、ヘルパーの若いマレーシア人女性の心の交流を描いた物語。主演は日本映画界の重鎮、津川雅彦。相手役はマレーシアの故ヤスミン・アフマド監督のミューズ、シャリファ・アマニ。老人の息子役として永瀬正敏 が出演します。

カンボジアのソト・クォーリーカー監督は、日本とカンボジアを繋ぐ時代を超えたラブストーリーに---

そして、ソト・クォーリーカー監督によるエピソードは、日本とカンボジアを繋ぐ時代を超えたラブストーリーで す。初監督作『シアター・プノンペン』でクメール・ルージュにより失われた自国の映画史を題材に、未来への望を描いたクォーリーカー監督。
2作目となる本作では二つの時代にカンボジアで出会った男女の恋愛模様を同国の内戦の歴史、そしてプノンペンに 実在する日本友好支援の橋、《日本橋》を軸に描きます。主演は映画、テレビ、舞台など国内外数々の作品で活躍する加藤雅也。 相手役はカンボジアより宮本亜門演出の舞台「ライ王のテラス」に出演した経験を持つチュムヴァン・ソダチヴィー。



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