韓国で現在公開中の映画『釜山行き』がこのたび、2014年8月3日に映画『鳴梁』が記録した歴代一日最多観客動員数の125万7380人を抜き、2年ぶりに韓国での歴代一日最多観客動員数をマークした。
『釜山行き』の勢いはそれにとどまらず、公開4日目にして累積観客数412万17人を記録するという歴代最短での400万人超えを記録した。そして、25日累積観客数は計531万5065人と集計されており、無理なく観客1000万人を突破する見通しだという。
このスピードは歴代最高の興行作品となった『鳴梁』が5日間で400万人超えを達成した時よりも1日早い記録となっており、今後更にどこまで興行記録を伸ばすかにも注目が集まりそうだ。また、歴代最短速度だけでなく、「バトル・オーシャン/海上決戦」が8月3日に記録した歴代一日最多観客数125万7380人を2年ぶりに超え、これも記録を塗り替えたこととなる
『釜山行き』がこれまでに記録している成績は過去の歴代最高のオープニング、歴代韓国映画最高オープニング、歴代7月公開映画最高オープニング、歴代災難映画最高オープニング、歴代一日ボックスオフィス最多観客動員、歴代一日最多観客数などを塗り替え、メガヒットとなっている。
映画の内容は、ゾンビがはびこったソウルを抜け出すために釜山行きの列車に乗り込む人たちの死闘を描いた作品。
権力の統制と利己心が渦巻く現代の韓国の雰囲気を風刺した、ブラックコメディーと言える。