独創的な表現で人々を魅了してやまない若冲が、３００年の時を経て、今また脚光を浴びています。
東京でも３時間待ちと、人気を博した「伊藤若冲展」が趣向を変え、若冲生誕の地、京都の細見美術館において開催中です。
東京で見逃された方も、細見美術館ならではのセレクションを、夏の京都で、ご鑑賞いただけます。
四季折々の伝統的な日本絵画の美しさだけではなく、奇抜なモチーフや、独創的な画面構成、絵画技法を駆使した、独自の「若冲ワールド」をご堪能ください。
これこそ、現代が求める日本文化の「粋」でしょう。
今回、細見美術館では若冲の所蔵作品のみならず、若冲ゆかりの場所や作品の紹介、弟子らの作品も併せて展示されています。若冲の魅力的な世界をより実感していただける機会となることでしょう。
それでは、いくつかの作品を紹介させていただきます。
若冲の主な作品紹介
伊藤若冲 雪中雄鶏図
降り積もった雪景色の中で餌を探す、雄鶏が描かれています。
鶏は若冲の作品に多く用いられ、古くから、徳を備えた人格者に例えられていますが、厳しく、冷たい現実の中で、生きる糧を求めている姿が、描かれています。
初期の作品です。
伊藤若冲 糸瓜群虫図
ヘチマが細長く誇張され、弦や葉は生き生きと伸び、花は重力に逆らって、上を向いています。
小さな昆虫たちが、精密に描かれていて、まさに、「画に遊び、画に生きる」独特の若冲ワールドが展開しています。
文人画家 富岡鉄斎から、傑作と推賞されました。
伊藤若冲 仔犬に箒図
紙の特性を生かした水墨画。ユーモラスな視点で描かれている一方で、動物に対する優しい慈しみの心がうかがえます。
伊藤若冲 伏見人形図
泥紅具や、胡粉など贅沢な材料をふんだんに使って彩色されています。
紅雲母で彩色された布袋が、明るく暖かい童画のように描かれています。
伊藤若冲 花鳥図押絵貼屏風
墨の濃淡や筆勢、紙の特性を生かした水墨画においても、花弁や、羽毛なども細かく描写されています。
今回の細見美術館での「伊藤若冲展」では、鮮やかな「動植綵絵」の作品は見られませんでしたが、水墨画など日本美術の「粋」、琳派絵画に見られる四季折々の植物の美しさだけではなく、若冲独特の斬新な世界を見せてくれました。
それが、私たちが若冲に惹かれてやまない理由でしょう。
展覧会概要
会期：2016年6月25日（土）- 9月4日（日）
【前期】6月25日（土）- 7月31日（日）
【後期】8月2日（火）- 9月4日（日）
開館時間：午前10時 - 午後6時
※入館は午後5時30分まで
休館日：毎週月曜日（祝日の場合、翌火曜日）
入館料：
一般1200円（1100円）
学生1000円（900円）
※( )内は20名以上の団体料金
主催：細見美術館、読売テレビ、京都新聞
アクセス：
地下鉄東西線: 「東山駅」2番出口より北へ徒歩約7分
市バス: 31・32・201・202・203・206系統
「東山二条・岡崎公園口」下車 東へ徒歩 約3分
市バス: 32・46系統
「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」
下車 西へ徒歩 約2分
市バス: 洛バス100号系統
「岡崎公園 美術館・平安神宮前」
下車 徒歩約5分
若冲グッズ豊富にあります。
生誕３００年記念 伊藤 若冲－京に生きた画家－＠京都 cinefilチケットプレゼント
下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「生誕300年記念 伊藤若冲ー京に生きた画家」チケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効の、この招待券は、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いしております。
☆応募先メールアドレス info@miramiru.tokyo
＊応募締め切りは2017年8月21日 24:00 日曜日
記載内容
１、氏名
２、年齢
３、当選プレゼント送り先住所（応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記）
建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、
当選無効となります。
４、ご連絡先メールアドレス、電話番号
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７、連載で、面白いと思われるもの、通読されているものの、筆者名か連載タイトルを、
５つ以上ご記入下さい（複数回答可）
８、連載で、面白くないと思われるものの、筆者名か連載タイトルを、３つ以上ご記入下さい
（複数回答可）
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また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。
