今年の8月31日からイタリアで開幕する第73回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門の審査委員に、アジア人としては唯一、中国の女優で映画監督のヴィッキー・チャオ(趙薇)が選ばれたことが分かった。
映画『レッドクリフ』シリーズなどへの出演などで世界的に女優として知られるヴィッキー・チャオだが、14年に主演した作品『最愛の子』が第71回ベネチア国際映画祭に出品されているほか、13年に初めてメガホンを取り大ヒットを記録した映画『So Young ~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』で監督としての才能も発揮して注目されていた。
これまでに華人女優として同映画祭で審査員に任命されてきたのは、コン・リー(鞏俐)、ジョアン・チェン(陳冲)といった大物女優ばかりで、ヴィッキー・チャオが5人目の抜擢となる。
なお、今年のコンペティション部門の審査委員長には『007 スカイフォール』や『007 スペクター』などの英監督サム・メンデスが選出されており、ヴィッキー・チャオ以外の審査委員には英女優ジェマ・アータートンや仏女優キアラ・マストロヤンニ、米女性アーティストのローリー・アンダーソンらが選ばれている。
それにしても、日本の女優から審査員に選ばれることが少ないのは悲しいです---。