来月に開幕を控えている第73回ベネツィア国際映画祭における独立選出のヴェニス・デイズ部門に、コー・チェントン(柯震東)が俳優復帰を果たした主演の台湾映画『再見瓦城』がノミネートされていることが分かった。
本作でメガホンを取ったのは第64回ベルリン国際映画祭、大阪アジアン映画祭などへの出品により世界から高い評価を得た『アイスIce Poison」(冰毒)』で注目されたミャンマー華僑の若手監督Midi Z(趙徳胤)で、新作となる『再見瓦城』にも多方面から高い関心が寄せられている。
また、主演を務めるコー・チェントンは14年8月に大麻使用が発覚したことに伴い、その後の俳優活動を長い間中止していた。『再見瓦城』により実質的な活動復帰となったため、復帰作でいきなり国際映画祭に招かれる結果となったことは中華圏でも注目されている。
8月31日からスタートするベネツィア国際映画祭に合わせ、Midi Z監督とコー・チェントン、主演女優ウー・コーシー(呉可熙)の3人が現地入りしてレッドカーペットにも登場する予定だ。