羽生善治を追い詰めた伝説の棋士・村山聖(さとし)
病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯を描く奇跡の実話!
天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖(さとし)―。
病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント公開!。
100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖(さとし)―。病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』が、この秋実写映画化!
原作小説は、Amazonレビュー星★★★★★!、「勇気が湧いてくる」「涙なしに読むことができない」など、大絶賛コメントが寄せられる大崎善生の処女小説にして大傑作を、豪華キャスト・監督が鮮やかに描き出す。
主人公・村山聖を演じるのは、俳優・松山ケンイチ。かつてない驚異的な役作りで精神面、肉体面の両方から村山聖にアプローチし、熱演。聖の最大のライバルであり、松山自身が本作の“ヒロイン”であると語る羽生善治を演じるのは、東出昌大。今なお棋界の頂点で活躍する実在の人物という難しい役どころを、徹底した役づくりで見事に演じる。
村山聖=松山ケンイチvs羽生善治=東出昌大両者による緊迫感&臨場感溢れる対局シーンは本作の最大の見どころである。
聖を支えた師匠・森信雄役にはリリー・フランキー。 母・村山トミ子役に竹下景子。 弟弟子・江川役に 染谷将太。そして安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。人間の知の限界に挑戦し続けた伝説の将棋指しの人生を、師匠、ライバルほか周囲から愛された記憶と共に、愛情豊かに描き出します。
この度、特報映像ならびにポスタービジュアルが完成した!
今回の特報映像では、村山聖八段(松山ケンイチ)が羽生善治四冠(東出昌大)に対局を挑む、
本作屈指の名シーンが描かれています。当時の戦績が、5勝6敗とほぼ互角の実力者であった
二人の熾烈な対局を、実際の棋譜(モデルになったのは1997年竜王戦1組1回戦)を元に忠実に再現。
プロ棋士・金井恒太六段が現場に指導役として張り付き、
細かな所作に至るまでリアリティのある画作りを行いました。
ストーリー
1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、
15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。
聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。
しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。
東京―。髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩連中にも
食ってかかる聖に皆は呆れるが、みな彼の将棋にかける思いを理解し、陰ながら支えた。
その頃、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。
聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。
そして聖は、将棋の最高峰であるタイトル「名人」になるため、一層将棋に没頭し、
並居る上位の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。
そんな中、聖の身体に癌が見つかる。
だが、「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし。」という医者の忠告を聞き入れず、
聖は将棋を指し続けると決意する。
彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。
松山ケンイチ
東出昌大 染谷将太
安田 顕 柄本時生 北見敏之 筒井道隆/竹下景子/リリー・フランキー
原作:大崎善生(角川文庫/講談社文庫)
監督:森義隆『宇宙兄弟』『ひゃくはち』
脚本:向井康介『クローズEXPLODE』『陽だまりの彼女』
配給:KADOKAWA
©2016「聖の青春」製作委員会