7月16日(土)よりテアトル新宿にて公開される金子雅和監督「アルビノの木」の公開記念として、公開に先駆け7月9日(土)に金子監督の長編第1作『すみれ人形』がTOKYO月イチ映画祭にて再映の運びとなりました。
人気俳優・綾野剛の出演作としても話題再燃中!
金子雅和監督『すみれ人形』が1日だけの上映!
『すみれ人形』(08/ 瀬々敬久監修/ 映画美学校第7 期フィクション高等科修了スカラシップ作品)は、失踪した妹・すみれを探し求める腹話術師、幼馴染で樹木医を目指していたすみれの恋人、そしてすみれの面影を感じさせる美しいストリッパー・・・暗い森の中でそれぞれの愛が激しく引き裂かれていく物語。
日本映画界屈指の女優・山田キヌヲがヒロインを演じ、今や人気俳優となった綾野剛が出演する、エロスと残酷に満ちた世界観が賛否両論を呼んだ作品。『すみれ人形』からその後発表された短編でも続く「人間と自然」というテーマは『アルビノの木』ではさらにシンプルに深化している。
<TOKYO月イチ映画祭> 日時:7月9日(土)13:00~19:00 Aプログラム内13:50~
上映作品:『すみれ人形』(63分)©映画美学校 『もうひとりのルームメイト』(中村公彦(サーモン鮭山)監督)『東京コスモ』(宮内 貴広監督)とともに上映
会場:ワイルドファイア・スタジオ (東京都千代田区西神田 3-3-12 西神田YSビルB-1)
詳細:「TOKYO月イチ映画祭」
公式サイト http://tuki1.jp
自然と人間の関係を真摯に見つめる、金子雅和監督作品『アルビノの木』予告
<映画「アルビノの木」>
害獣駆除会社で働くユクの元に、多額の報酬の仕事の依頼が舞い込む。鉱
山として栄えた山間の村で「白鹿様」と言われる珍しい鹿を秘密裏に撃つ
こと。普通の鹿と異なる存在が悪い噂になることを危惧し、過疎化した村
を切り捨てようとする町の役人の苦肉の策だった。害のない生き物を殺す
ことに仄かな疑問を抱きつつもユクは村に向かう。山で出会った、故郷に
対し複雑な思いを抱いている村の女・ナギ、その婚約者で木食器職人の羊
市、山小屋に住み、不本意ながらも仕事を続ける昔気質の罠猟師、山の集
落で静かに暮らす人々。連なる山々、生い茂る樹々、ときに赤く色を変え
る川、白い飛沫をあげる滝壺・・・圧倒的な自然の中に静かに佇む白鹿が
いた。病床の母のために、人々が大切に思っている命を奪うこととは...。
【監督・脚本・撮影・編集:金子雅和】
1978年1月24日、東京都生まれ東京都育ち。高校3年時の文化祭で監督・脚本を担当、映画に 興味を持つ。大学生となり、イメージフォーラム付属映像研究所で映画を学び始め、古道具屋で買った8ミリカメラで次々と撮りだす。 その後、映画美学校第7期フィクション高等科修了スカラシップ作品・長編初監督作品「すみれ人形」(08年アップリンクにて6週上 映 瀬々敬久監修 出演:山田キヌヲ、綾野剛ら)。本作は長編監督2作目。
全FILMOGRAPHY:長編:「すみれ人形」(08)/短 編:「鏡の娘」(08)「こなごな」(09)「失はれる物語」(09)「復元師」(10)「水の足跡」(13)「逢瀬」(13)
アルビノの木/ALBINO’S TREES/
製作:kin one
配給:マコトヤ makotoyacoltd.jp
2016年/日本/16:9 Full HD/ DCP/5.1ch/カラー/86分