美術館からモネの名画を盗み出せ!
ワケあり家族が挑んだ危険度100%の大ギャンブル!
『トプカピ』をはじめとする往年の泥棒映画の醍醐味に『スティング』的な騙しのエッセンスを融合した、痛快クライム・アクションが誕生した。アメリカ映画が必須のものとする家族の絆を謳いながら、時間刻みのサスペンスで最後の最後まで予断を許さない。
ボストン美術館に展示されているクロード・モネの名画「散歩、日傘をさす女」を贋作とすり替えるミッションを命じられた贋作画家と詐欺師の父、がんに罹った息子――。彼らの大胆にして綿密な戦略がリアルな映像のもとで紡がれる。
時代を画した俳優たちの競演!
なによりの魅力は選りすぐられた俳優たちだ。『サタデー・ナイト・フィーバー』や『パルプ・フィクション』で一世を風靡したジョン・トラヴォルタが贋作画家を演じれば、『サウンド・オブ・ミュージック』の颯爽とした時代から、アカデミー助演男優賞に輝いた『人生はビギナーズ』まで、長年、スクリーンで活動し続けたクリストファー・プラマーが詐欺師の父に扮する。さらに『MUD マッド』や『ツリー・オブ・ライフ』の演技が評価され『X-MEN:アポカリプス』が待機する期待の若手俳優タイ・シェリダンが病を抱えた息子を瑞々しく演じきる。まさに華のある3世代の演技派俳優が画面で妍を競っている。
英国出身、気鋭の監督が抜擢された。
予断を許さない練り込んだ脚本は『ザ・コール[緊急通報司令室]』などでスリリングなドラマには定評のあるリチャード・ドヴィデオ。テレビ映画『第一容疑者 希望のかけら』や『刑事ヴァランダー 白夜の戦慄』などで、サスペンス演出が高く評価されている、ベイルート生まれの英国人監督フィリップ・マーティンが巧みな語り口でペーソスとサスペンスを両立させている。古都ボストンの市街をドキュメンタルに捉えながら、家族を尊ぶボストン人気質を浮き彫りにしてドラマに厚みを持たせている。
撮影は『アメリカン・ジゴロ』から70本を超す長編映画を手がけてきたベテラン、ジョン・ベイリー。プロダクション・デザインは『エンド・オブ・ホワイトハウス』のデレク・R・ヒルが担当するなど、実力派スタッフが結集している。
贋作を描き上げ、ミッションを実行するまでの期限は3週間。
警官がつきまとい、ギャングが監視するなか、アッと驚く作戦が繰り広げられる!
ユーモア、ペーソス、サスペンス。
あらゆる要素を内包した、これぞアメリカン・エンターテインメント
ストーリー
天才的贋作画家レイ(ジョン・トラヴォルタ)はガンに罹った息子のウィル(タイ・シェリダン)の側にいたいがため、組織のボスに手をまわして早期出所をする。その代償として、ボスはボストン美術館のクロード・モネの絵を盗み、レイの描いた偽者とすり替えるように命じる。ミッション実行までの期限は3週間。レイは贋作に挑みつつ、限りある生命のウィルと時間を過ごす。レイに目をつけた警官がつきまとい、ギャングが監視するなか、レイは詐欺師の父ジョセフ、ウィル、幼なじみのカールの4人で、あっと驚く作戦を実行に移していく。
監督:フィリップ・マーティン
出演:ジョン・トラヴォルタ クリストファー・プラマー タイ・シェリダン ほか
2014年/92分/シネスコ/デジタル
原題:THE FORGER/字幕翻訳:松岡葉子
宣伝協力/アティカス
提供:日活
配給:アークエンタテインメント