1954年から1962年のアフリカのアルジェリア。フランスの支配下にあったために起きたアルジェリアの独立戦争をドキュメンタリーのように描いた名作『アルジェの戦い』がデジタルリマスターになり、またオリジナルの言語版で再び、10月に公開されることとなった。
1966年、この作品がベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した際も、現地入りしていたフランス代表団は完全にボイコットして、フランソワ・トリュフォー監督を除く、全員が会場を去ったという伝説がある---
ジッロ・ポンテコルヴォ監督によるこの作品は、実際の記録映像を使わないで、残された記録文書や当事者のリアルな証言をもとに5年の歳月をかけて制作され、市民8万人の協力によって撮影されたと言う。
そして、そのリアリティと重なった映像に巨匠となったエンニオ・モリコーネが音楽をつけている。
『アルジェの戦い』デジタル・リマスター / オリジナル言語版
監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
脚本:フランコ・ソリナス/ジッロ・ポンテコルヴォ
撮影:マルチェロ・ガッティ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジャン・マルタン ヤセフ・サーディ ブラヒム・ハギアグ
提供: キングレコード
配給: コピアポア・フィルム