映画『アイアムアヒーロー』
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」などの花沢健吾の人気ベストセラーコミックを実写化したパニックホラー。突如として広まった原因不明の感染によって大パニックが引き起こされる状況で、決死のサバイバルに挑む者たちの姿を映す。
メガホンを取るのは『GANTZ』『図書館戦争』シリーズなどの佐藤信介。
『青天の霹靂』などの大泉洋、『女子ーズ』などの有村架純、『モテキ』などの長澤まさみ、吉沢悠、岡田義徳、片瀬那奈、片桐仁、マキタスポーツ、塚地武雅ら実力派が出演。
スリルと恐怖が次々と押し寄せる展開はもちろん、鮮烈なビジュアルも見もの。世界三大ファンタスティック映画祭で複数の賞を受賞。第48回(2015年)シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門で観客賞と最優秀特殊効果賞に、第36回(2016年)ポルト国際映画祭で観客賞とオリエンタルエキスプレス特別賞に、第34回(2016年)ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭ではグランプリに当たるゴールデン・レイブン賞に輝いた。
いやあ、楽しい、面白い!!
完成度高い!!
ゾンビものなんでグロいけど…ゾンビものなんで怖いけど--。
有村架純カワイイ!!
長澤まさみカワイイ!!
アクションシーンも派手。最初から最後まで手に汗握って息を飲む展開で、126分間一瞬たりとも目が離せなかった。
原作コミックのサバイバル感がすごくリアルに視覚化されてた。前半の住宅街のサバイバルシーンは、主人公目線での長回しで一緒に体験してる感がすごいし、後半のアウトレットモールでのサバイバルシーンもスケールが大きい。途中高速道路でのアクションシーンも派手。ロケも大掛かりで日本映画のレベルを超えてるわな。
それにしても大泉洋の“普通さ”ってすごいよなあ。だから余計にカッコイイ。終末感や絶望感たっぷりな中、どことなくユーモアな空気? 雰囲気? が漂っててさ。そのバランスが絶妙っていうか…ね。演出もあるんだろうけれど大泉洋だからこそなんだと思うんだよね。片瀬那奈の豹変ぶりも印象的だった。観後の帰り途、すれ違う人たが“ZQN”だったらと怖かった…。
アクション作品好きにオススメ。ただしゾンビものなのでそれなりの覚悟を!!
シネフィル編集部 あまぴぃ