第69回カンヌ国際映画祭。日本勢以外のアジアでは、パク・チャヌク監督の新作映画『お嬢さん』(The Handmaiden)が、選ばれたことが話題になっている。
韓国映画としては2012年のホン・サンス監督映画『In another country』、イム・サンス監督映画『蜜の味 テイスト オブ マネー』以来4年ぶりとなるコンペティション部門に選出されたことが分かった。
これまでに『オールドボーイ』で審査委員大賞や『コウモリ』で審査委員賞を受賞経験があるパク・チャヌク監督の『お嬢さん』は、1930年代の韓国と日本を舞台に、莫大な財産を相続することになった貴族のお嬢さんとその周りの人間との交錯を描いた作品。
コンペティション部門に選ばれた『お嬢さん』(The Handmaiden)予告
三作続けてカンヌのナ・ホンジン監督
また、非コンペティション部門ではカンヌにデビュー作の『追撃者』(ミッドナイト・スクリーニング)から立て続けに2作品を出品してきたナ・ホンジン監督の『哭声』が招待されることが決定した。
これで、ナ・ホンジン監督はデビュー作以来、手掛けた3作の全てが、カンヌに出品されることになった。