『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミーでの初の最優秀男優賞受賞の興奮が、まだ醒めきらないなかで、ディカプリオが10回めの来日をはたした。
今回の受賞に関しては、
レオは、「どうして受賞できたかを分析するのは難しい」と言いつつも「この映画は参加した全ての人にとって特別なもの。これだけ世界観に入り込める作品はなく、永遠に映画史に残る芸術作品になったと思う」と自信たっぷり。そして、「このような作品には二度と関われない。それだけ自分の人生の重要な一章になりました」と感慨深げに語った。
ディカプリオは、今回は、日本の前に、中国・北京へもキャンペーンで、訪れていたが、滞在中は混乱を招いたという。
歴代ハリウッドスターの中で、今までにないほど荒れたPRイベントに参加をしたことが話題になっていた。
受賞作を引き下げて初の訪中を果たしたディカプリオを待っていたのは警備員と記者らの間で罵声が飛び交い、衝突する事態も発生するという荒れた事態だった。
原因は会場付近に早朝から待機していた大勢のメディア記者がなかなか開場されない事態に対し、苛立ちを示したことが発端だったようで、会場に詰めかけたメディア関係者の多さからもディカプリオの中国での人気や注目度の高さがうかがい知れる。
当のディカプリオはその圧倒的な存在感とユーモアを交えたトークで、会場の人々を大いに喜ばせ、初の中国での映画PRに好印象を残せたようだ。
実際には、日本へは、公式の回数以外にもプライベートでもきているとのことだが、
レオは「一番好きな場所は京都」だという。「日本は歴史が古くて素晴らしい文化を持っているので、大仏を見たり寺院をめぐったりすることが好きです」と打ち明けると、「今まで桜の開花時期に来たことがないので、今回はとっても楽しみにしています」と顔をほころばせながら初のお花見に期待を寄せていた。