映画『桜ノ雨』

歌声合成技術・応用ソフトウェア「VOCALOID」とボーカルアンドロイド「初音ミク」を使用し、ニコニコ動画で発表された楽曲をメディアミックス企画として実写化した青春群像劇。

画像: 映画『桜ノ雨』

VOCALOIDのキャラクターが高校生として登場する小説版を基に、合唱部を舞台にした学園生活が四季を通して描かれる。
原案などは「桜ノ雨」を手掛けたhalyosy。成長していく仲間たちの中で焦りを感じながらも自分の居場所を見出そうと奮闘する主人公・未来役に本作が映画初主演となる『暗殺教室』の山本舞香、共演に『桐島、部活やめるってよ』の浅香航大、実写映画版『魔女の宅急便』の広田亮平、『青鬼ver.2.0』の久松郁実らフレッシュな顔ぶれが揃った。

監督は『リュウグウノツカイ』などの新鋭ウエダアツシ。卒業ソングとして支持を得た楽曲を基にした原作がどのように実写化されるのか期待。桜ってキレイだなあ、青春っていいなあと思える作品。荒削りなストーリーというか、不自然なところが散見され、ツッコミドコロ満載なんだけれど、高校生たちのピュアさ、キラキラした若さが眩しくて、全部吹き飛ばしてくれた感じだね(笑)。
合唱部として「桜ノ雨」を歌うために頑張る展開なのか、山本舞香と浅香航大の恋愛チックな展開なのか、ちとわからないのはモヤモヤ…。山本舞香が桜の花びらが舞い散る桜のアーケードの中に立つ姿がとっても綺麗なんだよね。桜に負けないピュアな美しさだね。合唱部なのに運動部並みの特訓シーンとか新鮮。

「桜ノ雨」は初めて聴いたけれど、垢抜けないベタな詩といい、“別れ”がテーマではなく、“再会”を誓う前向きな世界といい、良かったんじゃないかしらね。透明感のある歌声は瑞々しくて良いね。ロケ地の静岡県沼津市の風景も美しい。自分の高校時代はどうだったかなあなんて想いを馳せたくなる映画。

シネフィル編集部 あまぴぃ

画像: 映画『桜ノ雨』予告 youtu.be

映画『桜ノ雨』予告

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.