ついに、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで2月29日(日本時間)<第88回アカデミー賞授賞式>の全受賞結果が発表された。
ノミネートに残ったのは、8本
『スポットライト 世紀のスクープ』
『ルーム』
『ブリッジ・オブ・スパイ』
『レヴェナント:蘇えりし者』
『ブルックリン』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
『オデッセイ』
そこから、選ばれたのはちょっと驚きの『スポットライト 世紀のスクープ』だった。
作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』
監督賞はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『レヴェナント 蘇えりし者』が受賞
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き2年連続の受賞となり、同一監督が2年連続で「監督賞」を獲得するのはアカデミー賞史上65年ぶりのこととなる。
過去には、ジョン・フォード、ジョセフ・L・マンキーウィッツに続き史上3人目の快挙となった。
脅威のメイキング映像
主演男優賞はレオナルド・ディカプリオ『レヴェナント 蘇えりし者』
5度目のノミネートでついに受賞!!!
ディカプリオは過去には、アカデミー賞の主演男優賞に3回(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』)、助演男優賞に1回(『ギルバード・グレイプ』)ノミネート。
今回、「バイソンの生レバーを食べた」「格闘シーンで鼻の骨を折った」といった渾身の役作りで望み、これで取れなかったらいじめでしょうとまで、言われていただけに悲願の受賞となった。
主演女優賞はブリー・ラーソン『ルーム』
技術系部門はマッドマックスの圧勝!!!
技術系部門では『マッドマックス/怒りのデス・ロード』の勢いがスゴかった。
衣装デザイン賞、美術賞、メイク・ヘアスタイリング賞、編集賞、音響編集賞、録音賞の6冠受賞!
撮影賞はエマニュエル・ルベツキが快挙!
史上初3年連続オスカーとなる『レヴェナント:蘇えりし者』。
作曲賞は『ヘイトフル・エイト』エンニオ・モリコーネ!
作曲賞のエンニオ・モリコーネの『ヘイトフル・エイト』
助演男優賞は「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライランスが受賞!
シルベスター・スタローンは惜しくも---。
助演女優賞は『リリーのすべて』アリシア・ヴィキャンデル
スウェーデン出身の27歳が、初ノミネートでオスカー 受賞!
外国語映画賞は「サウルの息子(ハンガリー)」
長編ドキュメンタリー賞は「AMY エイミー」
長編アニメーション賞は「インサイド・ヘッド」
そして、今回受賞のすべての長編が日本公開される中で、唯一日本公開が確定していない高度なAI 人工知能の女性ロボット”エイヴァ”が主人公のアレックス・ガーランド監督作「Ex Machina」はやはり、気になります。新人監督としての受賞はたいしたものです。