注目のシェーン・ベイカー監督の11分のショートフィルム『SNOWBIRD』
昨年、世界の映画祭で色々と話題になり、賞を重ねた作品の一つに『タンジェリン』がある。
インディペンデントの作品であるのにかかわらず、世界で注目の作品になった。
この作品注目されたのは、iPhoneで撮影されたと言うことも大きな話題の一つだったのだが、それにもまして、シェーン・ベイカー監督の描き出す世界観は、その映像センスとあわせ秀逸の作品であったことは事実だ。
ここに、注目したのが、世界のファッションブランド”KENZO”。
ここ数年、世界のインディペンデントの著名監督たちとコラボを展開しており、今回は、シェーン・ベイカー監督とのコラボが実現した。
手法は、同じくiPhoneで撮られており、作品名は『SNOWBIRD』。
出演はアビー・リー・カーショウ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)、クラレンス・ウィリアムズ三世(『大統領の執事の涙 』『海の上のピアニスト』)など。
舞台となるスラブ・シティとはカリフォルニア州の実在する地域。
元々海兵隊のキャンプ地だったところに、ホームレスたちがキャンピングカーや廃車などに住むようになったという場所で、電気もガスも水道もない場所。
そんな場所で、実際にそこに住む人たちと共に撮影された。
今、熱いインディペンデントの監督と、続々コラボの”KENZO"
KENZOが仕掛けるインディペンデントの映画作家とのコラボは、このシェーン・ベイカー監督だけではない。
今までには、2010年カンヌ国際映画祭で『カブーン!』がクィア・パルム賞に輝いた、インディペンデント映画界で著名なグレッグ・アオキ監督との『HERE NOW』や俳優であり、2012年のサンダンス映画祭では、バンド、フライング・ロータスの ショート・フィルムで審査員特別賞をとったカーリール・ジョセフ(Kahlil Joseph)などにも同じくショートフィルムをコラボしている。