2月8日から始まった中国の旧正月元旦に上映がスタートし、6日間で興行収入13億元(約224億円)を突破する過去にない勢いでメガヒットを更新中のチャウ・シンチー(周星馳)監督最新作『美人魚』。
映画の注目度に比例して、約12万人の中からオーディションで選ばれたヒロイン役の新人女優リン・ユン(林允)にも現在、業界内外から熱い視線が送られており、このまま一気にスターダムを駆け上がっていくのではと期待されている。
『美人魚』だけでなく、シンチー映画の歴代ヒット作に抜擢されてきたヒロイン達は「星ガール」と呼ばれ、無名の新人からシンチー映画の出演を通して一気にスターへと変貌を遂げてきた歴史がある。
『喜劇王』(99年)のセシリア・チャン(張柏芝)や『カンフーハッスル』(04年)のホアン・シェンイー(黄聖依)、『ミラクル7号』(08年)のキティ・チャン(張雨綺)といった今や中華圏を代表する女優たちもシンチー映画をきっかけにスターへの仲間入りを果たした。
シンチー映画のヒロインを務めればスターになれるという神通力は、今後もまだまだ続くのか?
『美人魚』のさらなる記録更新とともに、リン・ユンの今後の活躍にも注目したい。