事件です!
あの『恋の渦』や『水の声を聞け』を生み出した山本政志監督が仕掛けるシネマ☆インパクトが再び動き出します!
この、再起動記念しての上映が決定しました。
ときめきの13監督15作品の上映となります。
大森立嗣、瀬々敬久、鈴木卓爾、深作健太、ヤン・イクチュン、山下敦弘、熊切和嘉、松江哲明、いまおかしんじ、橋口亮輔、廣木隆一、山本政志、大根仁(順不同)
前回までのシネマ☆インパクトで生まれた、特に世界の映画祭までにぎわせた長編映画のこの2本の上映は外せません。
恋の渦 大根仁監督
水の声を聞け 山本政志監督
そして、実際のシネマ☆インパクトプロジェクトでつくられたのは、橋口亮輔、松江哲明、山下敦弘、瀬々敬久などの素敵な作品群(一部作品紹介)
『サンライズ・サンセット』橋口亮輔
2012年|44分
クランク・イン前日の映画会社を舞台に、様々な人物が入り乱れ繰り広げられる人間悲喜劇。97年に上演された橋口監督のオリジナル戯曲を映画化!
原作・脚本・監督:橋口亮輔
制作:山本政志、撮影監督:上野彰吾、録音:島津未来介、編集:早野亮
制作担当:吉川正文、助監督:松永大司、伊月肇、制作主任:藤村享平
監督助手:甫木元空、撮影助手:浅川周、照明助手:石畑美幸
記録:高尾憲子、衣装:山城敏矢、小道具:石渡彩人
制作応援:荒井犬太郎、岡崎雅、小松崎敦史、渡辺直樹
撮影協力:渡辺厚人、古屋幸一、照明協力:矢部一男
協力:株式会社スターサンズ、オーディトリウム渋谷、ユーロスペース、草野康太、上野昴志、叶井俊太郎
出演:中村健、藤沢大輔、宮園康秀、江ばら大介、渡辺春乃、佐藤亮、岩野未知、橘佳世、三浦英、久保麻里菜、新森大地、橋本美和、松下貞治、山口遥、佐藤真子、佐藤祐香、小嶋喜生、大沢まりを
崖っぷちの人々の怒涛の群像コメディ!。撮影現場も怒涛のごとく、スタッフ、出演者、必死になって撮り上げた!
(橋口亮輔)
『SAWADA』松江哲明
2012年|35分(予定)
ある映画監督の一周忌に集まった7人の女と1人の男。その一晩を6台のカメラが同時に記録。これはフィクションだが松江哲明自身のドキュメントでもある。「山田孝之の東京都北区赤羽」につながる、初の劇映画!!
監督:松江哲明
制作:山本政志、制作担当:吉川正文、助監督:品田竜輔
撮影:松江哲明 品田竜輔 橋本孝志郎 岡崎雅 佐々木裕文 山口可奈子 小松崎敦史 鶴岡由貴
録音:上條慎太郎
ヘアメイク:Karin Iizuka 、アシスタント:Takahashi Sakurai
8ミリ撮影:真利子哲也、8ミリ映写機協力:石川亮
カメ協力:有元由妃乃、体操服協力:松竹史桜、岡田朋子
制作応援:荒井 犬太郎、音楽協力:上石智哉、資料協力:小川和彦
編集:松江哲明
音楽:Hysteric Blue 「春~spring~」
協力:スナック高貴
出演:影山聡美、高麗靖子、小林弘美、松竹史桜、前川桃子、北村ゆり、籾木芳仁、山口可奈子
初回の自己紹介から異様な雰囲気だった。「自己開発セミナーかよ」ってくらいに皆が自分をさらけ出して来た。困った。ふわっとした青春ドキュメンタリーを撮るつもりだったのに。こりゃいかん、予定変更。結果フィクションとはいえ極私的な内容となり身も心もボロボロな二週間だった。ただ受講生の「映画やってみよっかなー」なんて幻想はぶち壊せたと思う。で、作品は僕の中で最もへたっぴなモノになった。それが嬉しい。
(松江哲明)
『ありふれたライブテープにFocus』山下敦弘
2012年|44分
フィリピンから母親を捜しにやってきた女を助けながら、その過程をドキュメンタリー映画にしていく学生達。「山田孝之の東京都北区赤羽」につながる、フェイクワールド!
監督:山下敦弘
構成:向井康介、助監督:平波亘、撮影:高木風太、録音:高田伸也
制作:山本政志、制作担当:吉川正文、制作進行:森平 晶
ヘアメイク:寺沢ルミ、演出部応援:今井真、前野朋哉、嶺豪一、二ノ宮隆太郎
制作スタッフ:大畑壮太、鶴岡由貴、栃本尚人、林健太郎、真鍋廉、吉原あさみ
撮影助手:谷康生、佐々木裕文、制作応援:小川栄子、木元芙美子
衣装:伊藤希、美術:碓田佐紀子、美術応援:Ken Boy、スチール撮影:大出丈仁
特別協力:松江哲明、新宿ロフト、SPOTTED PRODUCTIONS、ENBUゼミナール
ロケーション協力:新宿ロフト、馬車馬企画、MOON CHILD、稲荷鬼王神社、カフェ グルトギ
出演:細川佳央、大津尋葵、黒田将史、細川岳、北川絢椛、前田多美、杉尾真理子、後藤亜美、長尾卓磨、高松博美、影山聡美、川村麻美、有元由妃乃、籾木芳仁、南部哲也、伊藤尚美、高麗靖子、山口可奈子、松竹史桜、日暮玩具、広瀬彰勇、高木悠衣、田中穂先、真辺照太、園田亮輔、菅原雪、湯舟すぴか、真柳美苗、西尾英子、大山法哲、木谷賢史、小川貴史、吉塚拓哉、松田晶、阿部隼也
特別出演:前野健太
限られた時間の中、集ったメンバーの能力を出し切り“新宿”という街でなんとか映画にしてみた。というのが自分の実感です。観る人によって“映画のようなもの”として映るかもしれません。が、そのグレーゾーンこそが自分の最大の武器なのだと思っています。なので山下敦弘にとっての劇場公開最新作です。ひとつよろしくお願いいたします。
(山下敦弘)
『この森を通り抜ければ』瀬々敬久
2012年|50分
目に見えない放射能に怯え戸惑いながら生き方を探る人々。瀬々敬久監督が描く原発事故後の日本!
監督:瀬々敬久
制作:山本政志、制作担当:吉川正文、脚本:瀬々敬久、荒井犬太郎、木村響子、小松崎敦史、花山奈津、早川徹、広井砂希、甫木元空、三山優、山本壮一郎、撮影:鍋島淳裕、照明:三重野聖一郎、録音:島津未来介、黄永昌、編集:早野亮、音楽:川瀬陽太、助監督:伊月肇、美術:花山奈津、記録:高尾憲子、監督助手:木村響子、甫木元空、撮影助手:荒井犬太郎、照明助手:小松崎敦史、制作進行:広井砂希、山本壮一郎、制作応援:加治屋彰人、品田竜輔、松永大司、吉田隼也、三山優、早川徹、CG:金魚事務所、撮影協力:猪端一秀、平山典子、美術協力:磯見俊裕、音楽協力:大杉星児、衣装協力:山本光優、三谷れい子、車両協力:橋野純平、齋藤香織
出演:有宗麻莉子、有元由妃乃、伊藤希、影山聡美、樫原由美子、梶原翔、かつまゆう、高麗靖子、小松茂孝、 斎藤隆文、佐藤駿、佐藤遥奈、佐藤亮、園田亮輔、高木悠衣、高品雄基、高松博美、田川太一、西尾英子、真辺 照太、山口可奈子、山口遥、関口雄吾、鷹野あきつ、前田美果
始まりは、詩を書き、その朗読で競い合う「詩のボクシング」。映画のヘソも彼らの声である、その詩。制作受講者はそこから脚本を書く。すべてが化学反応の場所。今、ここで起こることだけで映画を作る。疲れは尋常でなかった。なにせ皆、こちらのパワーを吸い取ろうと野心満々なのだ。それでいて良いのは各人バラバラなこと。てんでバラバラでまだ何者でもないデタラメな集団で生み出した映画、冗談でなく少し誇りに思っている。
(瀬々敬久)