在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成される東京映画記者会から第58回ブルーリボン賞が発表され、主演女優賞を映画『ストロボ・エッジ』や『ビリギャル』での好演が支持を集めた有村架純に送られることになった。
咲坂伊緒の大ヒット漫画を実写化した『ストロボ・エッジ』で一途な仁菜子を見事に演じ切り、可憐な少女を表現したかと思えば、『ビリギャル』では偏差値30で自由奔放に生きていた学年ビリの成績だった金髪ギャルを生き生きと演じ、1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格するまでの女子高生の変化を上手く捉えてみせ、女優としての評価を広げての受賞となった。
また、作品賞には昭和天皇を本木雅弘が演じることでも話題になった『日本のいちばん長い日』が国際映画祭出品作である『海街diary』や『野火』を抑えて選ばれている。
■受賞結果は以下の通り
作品賞 『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督)
監督賞 橋口亮輔監督『恋人たち』
主演男優賞 大泉洋『駆込み女と駆出し男』
主演女優賞 有村架純『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』
助演男優賞 本木雅弘『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』
助演女優賞 吉田羊『ビリギャル』『脳内ポイズンベリー』『愛を積むひと』
新人賞 石井杏奈『ガールズ・ステップ』『ソロモンの偽証』
外国作品賞 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(配給・ワーナー・ブラザース映画)