映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では顔面モーションキャプチャ技術企業、faceshiftを採用している。faceshiftは2012年創業のチューリッヒに拠点を置く非公開企業で、ロンドンとサンフランシスコにもオフィスがある。マーカーなしでのフェイシャルモーションキャプチャで知られ、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でも同社の技術が採用されているのである。
モーションキャプチャは現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する撮影方法で、フェイシャルの場合は顔中にプラスチックでできたシールのようなものを貼って撮影に臨んでいる。

悪の帝王スノークを演じるのはアンディ・サーキス!

画像1: スクリーンショット faceshift at GDC 2015

スクリーンショット
faceshift at GDC 2015


悪の帝王スノークを演じるのは、イギリス出身の俳優アンディ・サーキスである。「ロード・オブ・ザ・リング」、「キング・コング」、「猿の惑星: 創世記」、「ホビット 思いがけない冒険」、「GODZILLA ゴジラ」の出演があるのだが、全てモーションキャプチャにより出演している。今回の「スターウォーズ/フォースの覚醒」でもアンディ・サーキスにはモーションキャプチャが使用され、スノークはほぼ全シーンCGである。

画像: 「猿の惑星: 創世記」

「猿の惑星: 創世記」

画像: 「ホビット 思いがけない冒険」

「ホビット 思いがけない冒険」

女性海賊マズ・カナタ役はルピタ・ニョンゴが演じている!

画像2: スクリーンショット faceshift at GDC 2015

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faceshift at GDC 2015


「それでも夜は明ける」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴも劇中にて重要な役割を担う女性海賊マズ・カナタを演じている。ルピタ・ニョンゴはメキシコ生まれ、ケニア育ちの女優で、美しいルックスから2014年には雑誌「People」が選ぶ「世界で最も美しい女性」に選ばれている。「それでも夜は明ける」に出演する前は全くの無名で、「スターウォーズ/フォースの覚醒」は「フライト・ゲーム」に続く自身3本目の作品。2016年に公開されるディズニー実写版「ジャングルブック」の声の出演も決定しており、ディズニー作品では今後とも活躍するのではないだろうか。TV番組のインタビューで彼女は「スターウォーズ/フォースの覚醒」のオーディションを受けたとき、あまりにも忙しくてそのオーディションがスターウォーズのものとも知らずに受けていた」という裏話もある。ルピタ・ニョンゴが演じる役マズ・カナタは悪の指導者スノークと同様モーションキャプチャによるCGのキャラクターです。こちらは顔の部分が全てCGである。

画像3: スクリーンショット faceshift at GDC 2015

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faceshift at GDC 2015

またこの技術をもつfaceshiftであるが、Appleによって買収されるといううわさがある。昨年米MacRumorsが報じているが、TechCrunchはAppleが買収を非公式に認める際の常套句「Appleは時々、小規模な技術企業を買収する。われわれは通常、買収の目的や計画について発表しない」をAppleから受けたとしている。以下にて、faceshiftの技術がチェックできる。

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