伝説的ロックバンド・ニルヴァーナのカート・コバーンの死因について取り上げたドキュ­メンタリードラマ「ソークト・イン・ブリーチ」がついに公開されます。
邦題が、アメリカ本国で物議を醸し、異例のタイトル変更となった、この映画、1994年4月5日、米人気バンド、ニルヴァーナの、カート・コバーンがショットガンによる頭部被弾による自殺。
ロック・スターの早すぎる死に世界中のファンが驚愕し、悲しんだ。

しかし、妻であるコートニー・ラヴの私立探偵だったトム・グラントはカートの死後も、約20年に亘り独自の捜査を続け、たび重なるコートニー側の妨害などにも遭いながら、幾つもの決定的な証明を展開するまでに至った---
独自の捜査を行ってきた私立探偵トム・グラントがカートの他殺説を­あらゆる証拠を基に検証する。

画像: © 2015 Valiant Productions, LLC All Rights Reserved

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1994年4月3日(日)、私立探偵トム・グラントに1本の電話がかかってくる。
電話の主はコートニー・ラヴ。行方不明の夫=カート・コバーンを探して欲しいというのだ。
ロサンゼルスのホテルに滞在中のコートニーを訪ねて話をするが、どの話も筋が通らないと感じたトムは、「怪しいからすべて記録しておこう」とアシスタントに告げる。

翌日、再度コートニーと面会したトムは、彼女自身の口から、カートが離婚したがっていることを明かされる。しかも彼女は、そんな悲劇的な状況を利用して、自分のバンド(ホール)の新作を宣伝するための策をためらいなく語った。
6日(水)、カートの自宅があるシアトルに向かったトムは、カートの親友ディラン・カールソンに協力を頼み共に捜索することに。
7日(木)、自殺の可能性があるからと、カートが寝室に隠しているショットガンを取り上げるべくトムとディランが自宅を訪れるが、カートの姿もショットガンもみつけられない。
そして8日(金)、防犯ライトの設置のため自宅にやって来た電気技師によってカートの遺体が発見される。トムとディランは、手がかりを求めてシアトル郊外にある夫妻の山小屋に向かう途中で、この報せを聞いた――。

 物語前半は、トムがコートニーに雇われてからカートの遺体が発見されるまでの一連の流れを、トムが保管していた実際の録音音声を交えながら追う。
後半では、警察が出した性急な判断、カートが摂取していたヘロインの量、薬きょうが落ちていた位置、不自然な遺書、ローマでのカート自殺未遂(94年3月4日)の真相、夫妻の弁護士が明かす新事実など、専門家たちの証言を得つつ様々な角度から細部を検証することによって他殺説の裏付けをしていく。

『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン 死の疑惑~』予告編

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 捜査資料、関係者への取材、証拠音声、再現ドラマを駆使して他殺説を裏付けていく本作『ソークト・イン・ブリーチ』は、ショッキングなドキュメンタリー・ドラマである。
次々と明らかになる新事実、そして事件の真相は…この映画を観た者だけが知ることになるだろう。

監督・製作・脚本: ベンジャミン・スタットラー[『ネイビー・シールズ』(2012)製作総指揮]
製作・脚本: ドニー・アイカー
リチャード・ミドルトン[『アーティスト』(2011)、『ヒッチコック』(2012)]
撮影: ベン・クッチンス
編集: ジャヴィア・アルヴァレズ、デイヴィッド・モーリッツ
出演: 【ドキュメンタリーパート】
トム・グラント
カート・コバーン
コートニー・ラヴ
アーロン・バークハード(初代ドラマー)
【ドラマパート】
ダニエル・ローバック『ハリソン・フォード 逃亡者』『追跡者』
サラ・スコット『アーティスト』
オーガスト・エマーソン『TIME/タイム』

2015年12月12日より
東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、ほか全国で順次公開。

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