渋谷のシアター・イメージフォーラムにて11月21日より鬼才ミヒャエル・ハネケ監督の特集上映『ミヒャエル・ハネケの映画術』が開催されることになった。
その中には日本初上映となる『ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケ』が上映されるほか、代表作の『ベニーズ・ビデオ』、『ファニーゲーム』、『ピアニスト』、『白いリボン』の4本が上映されることになる。
また、イベント期間中にはスカイプでハネケ監督の挨拶も予定されている。
ネットを介してつながった複数の人々をとおして「メディアと現実の不安定な関係を描く」とされた新作「フラッシュモブ(原題)」は、中止されただけに、スカイプでの挨拶で、新作についても触れられるかどうかも気になるところです。
今回、日本初上映のドキュメンタリー予告
代表作の一つ『ピアニスト』
厳格な母に育てられたエリカ。適齢期をとうに過ぎ、ウィーン国立音楽院のピアノ教授となった今も、流行の服も恋愛も許されず、母と二人で暮らしている。ある日、エリカの前に、彼女を一途に愛する美しい青年ワルターが現れる。しかし、エリカは歪んだ秘密を抱えていた...。後に、『白いリボン』(09年)、『愛、アムール』(12年)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール<最高賞>を受賞するミヒャエル・ハネケの代表作。本作でも2001年カンヌ国際映画祭主要3冠に輝いた。シューベルト、ショパン、ブラームスの美しい調べにのせて描かれる不穏な愛の形、一変して長い無音に閉じ込められる息をのむラストシーン!観る者の心に深く突き刺さる、力強く繊細で、切なくセンセーショナルな衝撃愛!