アカデミー本命か!?
『アポロ13』と『ビューティフル・マインド』で2度のオスカー受賞、近年では『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』を手掛けたロン・ハワード監督の、最新作の邦題が『白鯨との闘い』に決定し、来年1月16日に日本公開されることがわかった。
本来なら、2015年3月公開予定だったこの映画。
何故か、公開時期を12月に定めた理由は、完成度の高さにワーナーがオスカーに会わせたのではないかとの噂も立っている。
同作は、ハーマン・メルヴィル氏原作の『白鯨』に隠された衝撃の真実を描き、2000年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞作品となった『復讐する海―捕鯨船エセックス号の悲劇』をベースにしている。
主人公の一等航海士オーウェン・チェイスにはロン・ハワード監督とは「ラッシュ/プライドと友情」で組んだクリス・ヘムズワーズと2度目のタッグ。
他にはベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショーなどが出演。
本作の全米公開は12月11日。
クジラから取れる油が生活必需品の時代。
そのための捕鯨が盛んに行われていた19世紀を舞台に描く。
1819年、捕鯨船「エセックス号」は、アメリカのナンタケット港を出発。船いっぱいの鯨油を手にするべく、アメリカの港を後にした。太平洋沖4800kmの海域で、誰も見たことのないような白い巨大なマッコウクジラと遭遇する。
激しい戦いを繰り広げるものの、圧倒的な巨体に攻め立てられて船は、遭えなく沈没。
乗組員たちはわずかな食料と飲料水をかき集め、3艘のボートで脱出するが、太平洋上での絶望的な状況で漂流状態に陥ってしまう。ひとり、またひとりと仲間が倒れていく中、生き延びるためにくだす“究極の決断”とは---。